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インタビュー 2015年8月28日(金)21:12

Tom-H@ckとオーイシマサヨシの新ユニット“OxT”「オーバーロード」OP主題歌「Clattanoia」リリース記念インタビュー

OxT(左よりオーイシマサヨシ、Tom-H@ck)

OxT(左よりオーイシマサヨシ、Tom-H@ck)

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テレビアニメ「オーバーロード」。サービス終了を迎えたオンラインゲーム・ユグドラシルのプレイヤーである主人公が、見たこともない異世界に転移。ゲーム内のアバターである、骸骨の姿をした大魔法使い・モモンガとなってギルドを率いて覇権を目指していく姿を描く物語。圧倒的な強さを誇る主人公が繰り広げるバトルと、問題だらけの配下をマネジメントする苦労人としての姿のギャップが人気を集めている。

そんな「オーバーロード」のオープニング主題歌「Clattanoia(クラタノイア)」を手がけるのは、「けいおん!」や「僕は友達が少ない」などで知られるTom-H@ckと、「月刊少女野崎くん」のオープニング主題歌「君じゃなきゃダメみたい」を歌ったオーイシマサヨシ(大石昌良)が新たに結成したユニット“OxT(オクト)”。今回は、Tom-H@ckとオーイシ両名に、OxT結成の経緯や、デビューシングルとなる「Clattanoia」の制作秘話などをうかがった。

――まずは、Tom-H@ckさんはオーイシさんを、オーイシさんはTom-H@ckさんを紹介していただけませんか?

Tom-H@ck:オーイシさんは、長い間音楽活動を経験されている、才能豊かなボーカリストです。ここ2、3年間ほど、いっしょに活動させていただいているんですが、音楽だけではなく多彩な方面の才能を持っている方ですね。見た目もオシャレでカッコよく、相談に乗ってくれる優しさも持ち合わせている……欠点がまったく見つかりません!!

オーイシ:……Tom-H@ckくんは、「けいおん!」の頃からアニソン界にその名を轟かせていました。僕はアニメファンなので、もちろん、そのころから彼の活動については知っていました。

2年半ほど前に「ダイヤのA」オープニング主題歌「Go EXCEED!!」で初めて出会ったんですが、当初は怖かったですね。プロデューサーとして、人の上に立つ者のオーラを持っていた。それは、打ち解けた今でも、時々垣間見ることがあります。なので、これ以上は仲よくなれません。ここが限度です!!

Tom-H@ck:悪口になってる!?

オーイシ:彼がプロデューサー気質なのは本当です。でも、底抜けに優しい人なんですよ。なのでイジり甲斐があります。……なんだか照れくさいですね、こういうの(笑)。

――どういった経緯で「Go EXCEED!!」をお二人が担当することになったんですか?

オーイシ:もともと、Tom-H@ckくんが「ダイヤのA」の主題歌を作曲することが決まっていて、ボーカリストを探していたんです。それを知った、当時所属していたポニーキャニオンのマネージャーさんが、僕に相談もなくエントリーしてしまって(苦笑)。さすがに驚きましたが、今にして思えば、まさに運命の分かれ道でしたね。

Tom-H@ck:その当時、オーイシさんは「Go EXCEED!!」や、今回の「Clattanoia」のような楽曲は歌っていらっしゃらなかったんですが、とにかく声が「Go EXCEED!!」にピッタリでしたね。

オーイシ:スタジオで仮歌を収録する、ということで会ったのが最初だったんですが、Tom-H@ckくんの現場での気迫には、僕が15年ほど音楽をやってきた中でも、一番恐怖を感じましたね(笑)。

Tom-H@ck:僕の方は「柔らかい方だな」という印象を受けていたんだけど……。

「オーバーロード」オープニング

オーバーロード」オープニング

(C) 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

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オーイシ:恐怖のあまり、無抵抗を徹底した結果です(笑)。……実際には、プレッシャーはもちろんありましたが、今まで出会ってきたディレクターさんと比較しても、とても歌いやすかったです。難しい曲だったんですが、ディレクションがスムーズだったので、自分のパフォーマンスを十分に発揮できたという手応えがありました。クリエイターとしてだけでなく、ディレクション、プロデュースのスキルもハイレベルな方だな、という第一印象でした。

Tom-H@ck:恐縮です。こんなにずっと一緒にいるのに初めて聞きました(笑)。

オーイシ:実は、その時収録した仮歌は、ワンコーラスまるごと「Go EXCEED!!」のマスターとして、そのまま使われているんですよ。

Tom-H@ck:仮歌のはずが、予想以上にいいものに仕上がってしまったので、そのまま使わせてもらいました。

オーイシ:もちろん一生懸命歌ったんですが、ビックリしました。

Tom-H@ck:まさにバッチリだったんですよ。初めて出会った高揚感によるケミストリー(化学反応)的なものが影響したのかもしれませんね。あの時、あの瞬間にしかできないものができた、という感触を覚えています。

――仮歌をそのままですか!? 本当にイメージぴったりだったんですね。では、そこからOxT結成に至るまでのいきさつを教えていただけますか?

オーイシ:「ダイヤのA」の時は、“Tom-H@ck featuring 大石昌良”として、お互いの名前が見える形でやっていました。ところが、僕が各地のイベントや、お店へのあいさつ回りなどをしているうちに見えてきたことがあるんです。なんと“Tom-H@ck featuring 大石昌良”という名前が長い、ということで簡略化されてしまいTomくんが歌っていることになってしまったんですよ。ネット界隈ではとうとう「Tom-H@ck、歌上手いな」みたいな声も上がりはじめたので、これはいかんぞと。名前が長いことが原因なので「短いユニット名をつけよう」と申し出ました(笑)。

Tom-H@ck:僕の方では、オーイシさんと1年間やってきたことがとても楽しかったので、この先もいろいろとやっていくことになるんだろうな、という予感がありました。また、この業界は男性ユニットが少ないので、それならばいっそ、きっちりとやり方を決めてユニットとして立ち上げよう、ということは僕からの提案でした。

それが、ちょうどオーイシさんが“featuring 大石昌良”が消えていたことにショックを受けていたのと同じタイミングだったんだと思います。まさか、そんな理由だったなんてことは、初めて聞きましたが(笑)。

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オーバーロード

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