スマートフォン用ページはこちら
ホーム > ニュース総合 > 「昭和元禄落語心中」先行上映会に落語に精通したキャスト陣が集合 寄席気分を味わう太神楽も披露

イベント 2015年12月13日(日)11:30

「昭和元禄落語心中」先行上映会に落語に精通したキャスト陣が集合 寄席気分を味わう太神楽も披露

(C)雲田はるこ・講談社/落語心中協会

イメージを拡大

MBS、TBSほか、アニメイズム枠で2016年1月8日から放送を開始するテレビアニメ「昭和元禄落語心中」の「TVアニメ『昭和元禄落語心中』放送開始記念イベント」が、12月12日に東京・日比谷公会堂で開催された。

本編第1話&第2話の先行上映終了後は、ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記による司会進行のもと、主人公・与太郎役の関智一をはじめ、有楽亭八雲役の石田彰、小夏役の小林ゆう、助六役の山寺宏一、みよ吉役の林原めぐみが登壇。「出演者口上」と題して登場人物を解析した。

落語家・立川志ら乃の二番弟子でもある関は、ほかの出演者ほど落語に詳しくないことが、勢いで落語界に身を投じた与太郎と重なるのだと話す。石田や山寺ら、落語に精通したほかのキャスト陣が演じるキャラクターとの差も、ちょうどいいバランスになっているという。

同作のオーディションが、あらかじめ出されたお題の落語を、切り口は自由で3分にまとめて応募する特殊なものであったことも明かされた。独特なオーディションにも関わらず、大学時代に落語研究会に籍を置いていた山寺は、むしろやる気がかき立てられたのだそう。

本編上映とともに、林原が歌うオープニング主題歌「薄ら氷心中」も初公開となった。作詞、作編曲、プロデューサーをアーティスト・椎名林檎が務めた同楽曲について尋ねられると、林原は「椎名さんは原作を隅々まで読みつくし、歌詞の細々にそのエッセンスを詰め込んでいたから、私はみよ吉に身を委ねられた」とレコーディングを振り返った。

(C)雲田はるこ・講談社/落語心中協会

イメージを拡大

「出演者口上」を終えると、ファンに寄席の気分を体験してもらうため、翁屋社中の翁屋小楽、翁屋和助による「太神楽」が披露された。傘や鞠、土瓶を使った曲芸が繰り広げられ、関も紙風船を傘で回す芸に挑戦。初挑戦ながら一度も落とすことなく、会場を大いにわかせた。

最後は関の「本日はいっぱいのお運び様、まことに」という音頭に、出演者全員が「ありがとうございました!」と合わせて締めくくった。

なお、告知コーナーでは「『昭和元禄落語心中』ディレクターズカット版『与太郎放浪篇』」が、12月26日から1月8日まで東京・新宿シネマート、1月2日から8日まで大阪・シネマート心斎橋で上映されることが発表された。先着で入場特典も用意されるとのこと。詳細は公式サイトで発表予定。

同作のBlu-ray&DVDシリーズの発売も決定した。各巻の映像特典として「やさしい根多解説」を収録。数量限定生産版には、東京・新宿バルト9で開催されたOAD完成披露先行上映会のダイジェスト映像、小林&お笑い芸人・サンキュータツオによる「落語探訪」なども収録される。そのほか、数量限定生産版は豪華パッケージ仕様で、キャストコメント付き特製イラストカードやドラマCDが付属する。第1巻は2月24日リリース予定で、数量限定生産版Blu-rayが8300円、通常版が4200円、数量限定生産版DVDが8300円(いずれも税抜き)。

作品情報

昭和元禄落語心中

昭和元禄落語心中 38

刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。拝み倒して八雲の住み込みの弟子となった与太郎だが、八雲の元では小夏という女性が暮らし...

2016冬アニメ 作品情報TOP イベント一覧

フォトギャラリー

フォトギャラリーへ

特集コラム・注目情報