2016年1月2日（土）20:30

ナースウィッチ小麦ちゃん新生！桃井はるこも「小麦ちゃんは君だよ！」と激励　「ナースウィッチ小麦ちゃんR」キャストインタビュー第1回 (2)

(C) タツノコプロ/小麦ちゃんＲ製作委員会

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――キャラクターを演じるにあたって、心がけていることはありますか？

巴：ほかの二人と違い、小麦ちゃんは変身しても性格が変わらないんです。ずっと、明るくまっすぐ。なので、テンションは常に明るく保つようにしています。

山崎：ここなの場合は、普段のおとなしさと変身後のテンションの高さの落差を出せるように取り組んでいます。

小市：私も変身前と変身後のギャップは大事にしています。それとは別に、ツカサが（一人遊びで）ぬいぐるみとおしゃべりをするシーンでは、ぬいぐるみ3体のキャラクターもそれぞれ考えて演じているので、そこにも注目していただければ嬉しいです。

（橘）優斗くんとの恋愛に発展しそうなシーンもあるんですが、かなり昔の記憶を掘り起こして演じなければいけなかったので、そこはちょっと大変でした（笑）。

――巴さんは前作をご覧になってオーディションに臨まれたということですが、山崎さんと小市さんは？

山崎が演じる西園寺ここな

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山崎：オーディションに合格してから拝見しました。（まじかるメイドこと国分寺こよりの決めゼリフ）「レッツビギンでございます！」がとても気に入ったんですが、今回、第2話で「レッツおしおきタイムでございます！」という、ちょっと似たセリフがあったので嬉しかったです。前作は私が5歳くらいの時に制作されているんですが、そうした歴史ある作品の続編に出演することができるなんて、とても光栄です。

小市：私はオーディションの際に見ました。いい意味でしっちゃかめっちゃかで、これはすごい作品だなと（笑）。今作でも、そんなカオスな部分を、楽しく見せられればいいなと思っています。

巴：しっちゃかめっちゃか（笑）。でも、本当にその通りで、前作は当時のオタク文化の象徴であり、インターネットラジオが好評だったことも含め、さまざまな意味で「先駆け」のような作品だったと思います。一方で、今作の雰囲気は前作から大きく変わっていますね。前作は「邪道魔法少女」でしたが、今作は正統派です。小麦ちゃんがまともなことを言っています（笑）。

小市：そのぶん、周りがハチャメチャだから……。

巴：そうなんです！　周囲が強烈なので（笑）。

――「ナースウィッチ小麦ちゃんR」には、前作「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」で主人公の（中原）小麦ちゃんを演じた桃井はるこさんも、（吉田）小麦ちゃんの母・小春役で出演されています。巴さんは、桃井さんから「小麦ちゃん」を受け継ぐにあたって、お話はされましたか？

吉田小春（CV:桃井はるこ）

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巴：初めてのアフレコで、何をしていいかわからなくて右往左往していた時に、「私も初めてのアフレコが『小麦ちゃん』だったんだよ。安心して、周りに頼って大丈夫だからね」と声をかけてくださり、おかげで、とても気持ちが楽になりました。アフレコ後にも「小麦ちゃんはもう君だよ！」って連絡をいただいて……。本当にステキな方です！

桃井さんは、たくさんのキャラクターを演じられてきた中でも、ご自身の原点として「小麦ちゃん」に対する思い入れはひときわ強いそうなんです。ご自身の中では「伝説だ」とおっしゃっていました。私にとっても「小麦ちゃん」が伝説になるといいなと思っています。

――前作「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」を意識したところはありますか？

巴：前作の小麦ちゃんには「～なんだぞい」とか「～かにゃ？」といった口癖がありました。今作の台本にはなかったのですが、とても印象的だったので、アドリブで盛り込んでみたんです。ダメって言われたらやめようと思っていたんですが、収録後に「台本に書いてしまうと、前作に引きずられてしまう。だから、あえて書かなかったけれど、自分の解釈として盛り込むぶんには、どんどんやっていい」と音響監督さんに言っていただけました。今後も、前作「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」で私が好きだったところを、詰め込んでいきたいです。