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インタビュー 2016年1月7日(木)20:30

5年越しに紐解かれる最初の〈物語〉 「傷物語〈 I 鉄血篇〉」キスショット役・坂本真綾インタビュー 第1回 (2)

「傷物語〈 I 鉄血篇〉」場面カット

「傷物語〈 I 鉄血篇〉」場面カット

(C) 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

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――「傷物語」では、テレビシリーズ第1作「化物語」からさらに時系列を遡り、忍(キスショット)と主人公・阿良々木暦の出会いの物語が描かれます。テレビシリーズ最新作「終物語」と「傷物語」とでは、意識して演技を変えたというようなところはありましたか?

坂本:映像が半分ほどできあがっている状態でアフレコに臨んだのですが、最近の忍よりも、表情が大人びているなと感じました。私が初めて忍を演じた「偽物語」のころは、「外見は幼女だが、中身はあくまでも威厳ある怪異の王」であることを意識してほしいというオーダーをいただいていたのですが、最近はあえて子どもらしさやかわいらしさを前面に押し出した演出が盛り込まれるようになってきました。近ごろは忍自身も、子どもの姿でいることを満喫するようになってきたのかなと思います(笑)。

ところが「傷物語」では、幼い姿になってしまったことを暦に指摘されて、とても恥ずかしそうにするシーンがあるんです。怪異の王が力を失い、子どもの姿になってしまったことは、きっとキスショットにとってはとても屈辱的なことだったんですよね。セリフも、威厳を保とうとするものが多かったので、最近の「忍野忍」と「キスショット」とでは、ちょっとモードが違うんだ、というところは意識しました。

「傷物語〈 I 鉄血篇〉」場面カット

「傷物語〈 I 鉄血篇〉」場面カット

(C) 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

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――予告編では、暦に助けを求める、大人のキスショットが登場します。その鬼気迫る演技からは、いつもの余裕を見せる忍の態度とは大きく異なる印象を受けましたが、どのようにして演じられたのでしょうか。

坂本:予告編のセリフは、予告編のためだけに別途収録したもので、本編では数分間に渡る、とても長いシーンになっています。劇場版ならではの、生々しくショッキングな表現が盛り込まれているんですが、恐ろしさの中にも、キスショットが時折ものすごく美しい表情を見せるんです。目を覆うような凄惨ささえも魅力的……と言いますか。私自身、これまでに見たことがないほど取り乱したキスショットの姿を、絵の力に助けられて、楽しみながら演じることができました。本編は予告よりも、ずっとインパクトのあるシーンに仕上がっていると思いますよ。

作品情報

傷物語〈Ⅰ鉄血篇〉

傷物語〈Ⅰ鉄血篇〉 15

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