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インタビュー 2016年4月28日(木)20:00

ノイタミナ「甲鉄城のカバネリ」荒木哲郎監督インタビュー後編 「移動要塞・甲鉄城のカバネマン」

(C)カバネリ製作委員会

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フジテレビ・ノイタミナ枠で4月7日から放送をスタートした、テレビアニメ「甲鉄城のカバネリ」は、「進撃の巨人」で名を馳せた、荒木哲郎が監督を務める完全オリジナル最新作だ。キャラクターデザインに「マクロス」シリーズの美樹本晴彦、シリーズ構成にかつて荒木とタッグを組んだ「ギルティクラウン」の大河内一楼を招き、未開のジャンル「和風スチームパンク」に挑む。蒸気機関を動力とする装甲機関車「甲鉄城」を舞台に、主人公・生駒やヒロイン・無名ら少年少女たちが、押し寄せる謎の敵・カバネと生存を賭けて激しい戦いを繰り広げる同作の、知られざる制作の裏側を荒木監督に聞いた。

――ところで「甲鉄城のカバネリ」というタイトルはどのようにして決めたのでしょうか? そもそも「カバネリ」という言葉にはどのような意味があるのですか?

荒木:舎人(とねり)と同じく「カバネ」と「人」を組み合わせた造語ですね。第2話までご覧になった方には、このタイトルにした理由はわかっていただけると思いますが、要するに「カバネマン」という程度の意味です。「移動要塞・甲鉄城のカバネマン」ということで、ひねりはありません(笑)。シンプルで聴き覚えがよく、ネットで検索したところ、同じ言葉はどこにも出てこなかったので、それに決めました。「ギルティクラウン」の時は、実は同じ名前の時計があったのですが、今回はそれもなかったので(笑)。

――直球ですね(笑)。では、ここからはストーリー面についてお聞きします。シリーズ構成には「ギルティクラウン」の大河内一楼さんを招き、再度タッグを組んでいますね。

(C)カバネリ製作委員会

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荒木:「ギルティクラウン」では、お互いに手応えのある仕事ができたので、またオリジナル作品を制作するにあたり、必然的にお呼びした形です。大河内さんとはアニメに求めているものが似通っていると感じていました。作業分担としては、大きなネタをこちらから提示して、それをコンストラクション(組み立て)する部分を大河内さんにお願いしています。シナリオだけを見ていても気づかない細かいところも、絵コンテの作業の時にその機能に助けられたりして、さすが名手だなあと感心します。とてもありがたいですね。

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甲鉄城のカバネリ

甲鉄城のカバネリ 51

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