中高年の悲哀を描く「モレンジャーⅤ」が朗読劇に　井上和彦ほかベテラン声優陣が主演

コミックス「モレンジャーⅤ」書影

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中高年の悲哀を描いたギャグ漫画・「モレンジャーⅤ（ファイブ）」が朗読劇化され、10月15日に上演されることが決定した。

同作は雑誌・コミック アース・スター（アース・スター エンターテイメント刊）に連載されていた、小田原ドラゴンによる漫画が原作。巨大隕石の飛来を目撃し、その日を境にひどい残尿感に襲われるようになった新聞販売所勤務・50歳の高橋譲二は、同じ理由で診察に訪れた中高年男性4人とともに、選ばれた戦士・モレンジャーⅤとして、5次元世界から迷い込んだ99の「魔」を倒す戦いに身を投じる。

今回の朗読劇では、チームリーダー的存在の高橋を「ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流」の井上和彦が演じる。そのほか出演陣は、チームで唯一妻と2人の子供を持つ父親・若林正夫を「金田一少年の事件簿R」の森川智之、ラーメン店を経営するロリコンの島村淳を洋画「スター・ウォーズ」の水島裕、物静かで気が弱い足立進を「名探偵コナン」の緒方賢一、自宅警備員の安田一平を「ワンピース」の山口勝平が担当するという、ベテランぞろいの顔ぶれ。「おやじだらけのモレンジャーⅤナレーション担当」（声の出演）は「ルパン三世」の山寺宏一。また、演出は「未確認で進行形」ほかで音響監督を務めたハマノカズゾウ、脚本は舞台劇作家の金津泰輔が担当する。

会場は東京・光が丘IMAホール。10月15日に13時からの昼公演と、19時からの夜公演の2回を上演する。チケットはイープラスで発売予定で、前売り券が6800円、当日券が7300円。