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インタビュー 2016年10月21日(金)20:00

「angela」atsuko&KATSUが語る、今の原動力 (2)

――例えばどんなところが違うのですか?

KATSU:打ち込みの際のソフトも違うし、音源も違います。それから、送られてきたデータに対しての処理の仕方も違う。「fripSide、さすがだわ。これは売れるわ」と思いました。

atsuko:なに分析してんの(笑)。

――今回のPVは「亜人」の監督でもある瀬下(寛之)さんが担当されているんですよね。

atsuko:そうなんです。「実写は久しぶりだ」とおっしゃっていました。私たち、そのPVの中で亜人として演技しているんですよ(笑)。その演技指導を全部、瀬下監督がやってくださいました。瀬下さんが実際に倒れて、「ちょっとずつ目を開けて、こうやって起き上がるんです」なんて実演されて。それを4人みんなで見て「分かりました」と。

KATSU:こだわりも凄いんです。PV を撮る時は、被写体をどう撮るかを考えるじゃないですか。瀬下さんの撮り方は合理的なんですよ。カメラは一台なのですが、一方に僕が映っていて、もう一方にsatさん映っている。そこで曲を鳴らして同時に二人分を撮る。その上で、あとで半分に切って一人ずつ使えるようにするといった、特殊な撮り方をしていました。普通のPV の監督とは考え方が違うと思います。

atsuko:カット割りも凄く多かったよね。

――PVの中で一番印象に残っているシーンは?

atsuko:私と南條(愛乃)さんはそれぞれ凄くクールに、お互い目を合わせることもなく歌っているんですよ。でも最後にちょっと、二人心が通じ合うみたいな瞬間があって、そこが胸キュンポイントでした(笑)。ぜひ見ていただきたいですね。

――KATSUさんはいかがですか?

KATSU:もう容赦なく瀬下監督が(自分の演技を)カットしたのが、印象に残っていますね。別に恨んでいるわけではないですけど(笑)。そういう作り方自体も面白かった。「僕は僕であって」のCD期間限定盤に、そのPVが収録されたBlu-rayが付いていますので、お楽しみに。

―― では最後に2017年3月4日(土)に開催される武道館ワンマンライブのことをお伺いします。今回アニサマ(Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-)最終日の大トリで発表されましたが、観客の皆さんの反応を見て、どのように思われましたか?

atsuko:武道館の件をアニサマで発表するべきかどうかは、迷っていました。大きなイベントで発表することで、たくさんの方に知ってもらいたいということは、アーティストなら誰もが思うはず。でもアニサマはイベントであって、自分たちのワンマンライブではない。悪い言い方をすれば私物化をして、自分のライブの告知をするという見え方にもなると思います。だから凄く悩みました。でも、もう最後の最後には、「アニサマで発表してどうにかなったとしても、それを選択したのは私たちなんだ。だから、どんな結果が待っていても受け入れよう」と思ったんです。それで発表した際に、武道館という言葉が出た時点で、お客さんが「わあっ」と湧いてくれた。いつも来てくださるファンの方は涙で前が見えない状態になってしまったり(笑)。そんなファンの姿を見て、どこで発表するかということに迷っていた自分たちは、ファンの真剣な気持ちから逃げていたんじゃないかと。「夢を与えるというのは、こういうことなんだ」と今さら気付かされました。

KATSU:angelaとしては、2008年からアニメロサマーライブに出演させていただいていて、アニサマでのライブがangelaを育ててくれた部分もある。だから、アニサマで発表するのは、一つの筋でもあるんじゃないかと。それで、発表することが決まってから、アルバムの発売日もアニサマ合わせにして、スケジュールを組みました。アニサマに来られなかった人も2日後に発売するアルバムを買ってもらえれば、その中で告知してあるようにしたんです。期間限定盤のBlu-rayでも告知しています。同じ時期にファンの方に伝えたいなという思いがありました。

――それではその武道館に対する、今の想いをお聞かせいただけますか。

5月21日、河口湖ステラシアターで行われたライブにて

5月21日、河口湖ステラシアターで行われたライブにて

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atsuko:最近「昔は聞いてましたが、社会人になって一度angelaからは離れていました。でも、最近再燃しました」といった方の声を、たくさん聞くようになりました。一方で「アニサマで知りましたが、ライブが面白そうなんで行きたいです」という方がいてくださったりもしました。そういった醍醐味を味わえるのは、長くangelaを続けてきたからこそだと思います。「初めて行きます」という人も、「ずっと来ています」という人も、「しばらく来てなかったけど、今回行ってみようかな」という人も、全員を楽しませる自信があります(笑)。angelaがデビューして13年経って、やっと武道館にたどり着いたというのは夢があることだなと思っています。ですから、絶対その目で見て欲しい。そう思います。

KATSU:angelaにとって武道館というのは、凄く前からファンの子たちと、みんなで一緒に行こうと約束していたことなんです。ファンクラブイベントではみんなでangelaが武道館に行けるためにお参りに行こうとか(笑)。そういう意味では特別な場所です。ここに来て思うのは、夢を与える立場の人にやっとなれたのかな、ということ。それを前提として、ここからは、「あなたの自慢になりたい」というのが、angelaの原動力になると思います。いまアイドルが、あっという間に武道館をやっているように見える時代です。僕らはアニソンアーティストと言われていますが、アイドルみたいに若くもないし可愛いことも言えない。だからこそ、アニソンアーティストとして武道館に立つというのは……

atsuko:意味のあることだと思います。

――今後のご活躍が楽しみです。最後におふたりからファンの方たちへメッセージをお願いします。

atsuko:angelaは面白いです。目が離せない中毒性があると思います。長く活動していると、「今からライブ行っても……」といった不安もあるかもしれませんが、私が全部手取り足取り教えますので(笑)。ふらっと遊びに来ていただければと思います。ぜひ今後とも音楽含め、angelaから目を離さないでください。

KATSU:angelaは、シリアスなアニメに携わることが多いので、どちらかと言うと近寄りづらいタイプに見られがちですが、実はそうじゃないことを証明したかったのが、今回の「LOVE & CARNIVAL」です。「angelaって自由なんだよ」と。ですから、ぜひこの「LOVE & CARNIVAL」を聴いて、まずは野音に足を運んでいただければ。もう必ず武道館には行かなきゃと思えるようなライブにしたいと思っていますので。

atsuko:まずは野音でお会いしましょう!

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イベント情報・チケット情報

angela Live Tour 2016「LOVE & CARNIVAL」【東京】 2
開催日
2016年10月23日(日)
時間
17:00開始
場所
日比谷野外音楽堂(東京都)
出演
angela

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