南多摩駅前まちびらき式典でヤッターワン除幕式と大河原邦男×山寺宏一トークショー開催

プロジェクトメインビジュアル

(C)K.Okawara・Jet Inoue (C)サンライズ (C)創通・サンライズ(C)タツノコプロ・読売テレビ2008

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JR南武線の南多摩駅周辺が整備されたことを記念して4月22日に開催される「南多摩駅前まちびらき式典」で、市公式キャラクター・稲城なしのすけの時計台と、1977年放送のテレビアニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」に登場した犬型巨大ロボット・ヤッターワンのモニュメントの除幕式が行われる。その式典の中で、稲城なしのすけとヤッターワンをデザインしたメカニックデザイナーの大河原邦男氏と、2008年版「ヤッターマン」でヤッターワンの声を担当した声優・山寺宏一によるトークイベントが開催されることがわかった。

大河原氏は、稲城なしのすけ（井上ジェット氏との共同）やヤッターワンのほかにも「機動戦士ガンダム」「装甲騎兵ボトムズ」「勇者エクスカイザー」「疾風！ アイアンリーガー」など、多数のアニメ作品でさまざまなメカニックをデザインしており、日本のアニメーション業界において「メカニックデザイナー」というポジションを確立させた草分けとして知られ、13年には文化庁メディア芸術祭で功労賞受賞をしている。

稲城市は大河原氏の出身地ということで、氏のデザインを感じさせる作品を稲城市内に設置したり、メカデザイナーズサミットを開催したりする「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」を進めており、氏の代表作に登場するロボットが集結したプロジェクトメインビジュアルも公開されている。このほどお披露目されるヤッターワンのモニュメントは、全高約2メートルにおよび、後部バーにつかまることで、機体に乗っているような記念写真を撮影できるという。

トークイベントは、午前9時30分から午後12時30分まで、南多摩駅前ロータリー（雨天時は南多摩駅高架下）で行われる式典の第2部として開催され、大河原氏と山寺が、アニメ評論家・五十嵐浩司氏の司会のもとに「ヤッターマン」製作当時を振り返りながら、作品の魅力を語る。入場料は無料。