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インタビュー 2017年9月29日(金)20:30

「王様ゲーム The Animation」金沢伸明役の宮野真守 役と併走しながら悩み苦しみ“生き抜いている”感覚

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小説投稿サイト「エブリスタ」での通算閲覧数が4000万を超える、金沢伸明氏によるサスペンスホラー「王様ゲーム」が、「王様ゲーム The Animation」として10月5日から放送をスタートする。何者かから与えられる理不尽な命令を遵守しなければ無残な死が待つ“王様ゲーム”への参加を余儀なくされた少年少女たちの姿を描く本作で、主人公の金沢伸明役を演じる宮野真守に、作品の魅力や出演の手ごたえを聞いた。

――金沢伸明を演じられるさい、心がけている点はありますか。

宮野:ネタバレにならないようにお話するのが難しい作品なのですが……。何も知らなかった最初の伸明は、おきた物事に対して楽観的なリアクションをしています。そんな彼が、自分自身も恐ろしいデスゲームのコマになっていることに次第に気がついていく。「王様ゲーム The Animation」は、まだ未熟な高校生の彼が、迷い、悩み、苦しみながらも困難に立ち向かっていく物語ですが、その芯となる“正義感”は忘れずに追求していきたいと思っています。
 また、演じるさいには、シーンごとの伸明の精神状態がどうなっているかがとても重要なので、スタッフの方々に質問や確認を積極的にさせていただくようにしています。僕はアニメ版「王様ゲーム」ならではの感情の整合性がとれるようにと思っているので、この先におきることや過去の出来事を踏まえて、いろいろと提案をさせていただき、それらをスタッフのみなさんが受け入れてくださいました。一緒に作品を作らせていただいているという実感があります。

――今回のアニメは、回想として、前日譚「王様ゲーム(無印)」のストーリーも盛り込まれています。1回のアフレコの中で、時系列を行き来しながら伸明を演じるのは難しかったのではないでしょうか。

宮野:伸明の心境の時系列に違和感が生じないよう演じることを心がけています。オンエアの後半まで見ればわかるのではなく、第1話の伸明から、過去(無印)の過酷な王様ゲームを経験してきたという匂いが感じられればいいなと。第1話でありながらも、ゼロからのスタートではないということを意識して収録に臨みました。

――演じられて、伸明に共感する部分はありますか。

宮野:今作のように演じるキャラクターが極限状態に置かれる作品では、役者のほうもとても辛いんです。それは“共感”という言葉だけでは言い表せないくらいに……。まだ収録の真っ最中なので、伸明と一緒に、悩み、苦しみながら、今なお僕は生き抜いているという感じです。

――アフレコ収録現場の雰囲気はいかがでしょうか。

宮野:殺伐とした世界観の物語なので、僕たち役者としても、苦しかったり、痛かったり、重い空気になってしまうことが少なからずありますが、それは“全力で演じている”ことの証明だと思っています。そんな中でも、「王様ゲーム」という作品の考察を出演者の間でぶつけあったり、ときには和気藹々(わきあいあい)とした空気も流れている、とても素敵な現場です。

作品情報

王様ゲーム The Animation

王様ゲーム The Animation 36

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