2017年10月11日（水）20:40

「UQ HOLDER! ～魔法先生ネギま！2～」高倉有加、広瀬ゆうきに聞く　前作との服の弾け方の違いと、新しい「ハッピー☆マテリアル」への思い

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10月2日より放送が始まった「UQ HOLDER! ～魔法先生ネギま！2～」。「魔法先生ネギま！」の続編で、大ヒットを記録した2005年放送のテレビアニメのオープニング主題歌「ハッピー☆マテリアル」を新キャストが歌うことも話題となっている。本作で主人公の近衛刀太を演じる高倉有加（写真右）、時坂九郎丸役の広瀬ゆうき（写真左）に、役への取り組み方や、主題歌収録時のエピソードを聞いた。

――差し支えなければ、どのような経緯で役が決まったのか聞かせてください。

高倉：オーディションを受けて決まりました。始めから刀太役だけで受けていました。（少し考えて）エピソード的なものは特にないですね（笑）。

広瀬：（オーディションで）何か言われたりしなかったんですか。

――代わりに質問していただいてありがとうございます。

一同：（笑）。

高倉：オーディション用のセリフを録るとき、多少のディレクションはいただきましたが、自分としては、最後まで全然響いていない感じがしたまま帰った記憶があります。

――ご自身としては、オーディションにそれほど手ごたえは感じられなかった？

高倉：こんなにビッグタイトルの主人公に、まさか私がなれるとは思っていませんでしたし、正直に言うと、「もっと売れっ子さんがやるのだろうな」ぐらいの気持ちでいました。もちろん、オーディションは全力でやらせていただきましたが、「絶対に受かる」と思えるような楽観的な気持ちはなかったです。ですから、役が決まったとマネージャーさんから電話をもらったときは、信じられない気持ちでした。外にいたのに、「ええっ!?」と大きな声をだしてしまって（笑）。それから3日間ぐらい信じられない気持ちでいましたが、その後すぐに、「UQ HOLDER! ～魔法先生ネギま!2～アニメ化記念　赤松健原画展」オープニングセレモニーがあって、原作者の赤松（健）先生ともお会いできて、「本当に決まったんだな」と思うようになりました。

広瀬：私も九郎丸役のオーディションを受けたとき、ほとんど何も言われませんでした。「モノローグは、もっとモノローグっぽく言ってください」と言われて、役に関しては何も触れられずに終わってしまったので、手ごたえはなくて。ただ、オーディションを受けながら「九郎丸を演じられたら幸せだろうな」とは感じていて、「演じられる方は幸せだろうな」と思いながら家に帰りました。

――広瀬さんも手ごたえがないのに受かって、驚かれたのですね。

広瀬：はい。「ネギま!」はもちろん知っていましたし、小学生の頃から「A・Iが止まらない！」や「ラブひな」も読んでいましたので、「ネギま！」の続編に出演できるのはすごいことなんだなと、あらためて思いました。

(c) 赤松健・講談社／UQナンバーズ

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――それぞれのキャラクターを、どんな風に演じようと思われましたか。

高倉：刀太くんは、ほんとに真っすぐで一途な子なんです。2年間の記憶しかもっていないとか、普通の人であれば元気に生きていけないであろう過去があるのに、それをまわりに感じさせないんですよね。「そういえば、あいつ大変なことがあったんだよな」ぐらいの感じで、太陽みたいな子だなと思っています。そんな彼のいいところは、思ったことを全部素直に言ってしまえるところです。そのことで良いことも悪いこともおきるけれど、そこが彼の良さだと思うので、演じるときも、彼の感情を深く考えすぎずに、刀太くんが嫌だなと思っていたら私も嫌だなと思いながらしゃべるようにしています。セリフをこねくりまわして考えるのではなく、台本に書かれているセリフをそのまま受けて出すといいますか。それが、いちばん刀太くんらしくあることなのかなと思いながら演じています。