「ヤマノススメ おもいでプレゼント」あおい役の井口裕香、ひなた役の阿澄佳奈に聞く　飾らず、いつもどおりの自然な感じを大事に (2)

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――今回イベント上映されるOVA「おもいでプレゼント」のみどころを教えてください。

井口：「おもいでプレゼント」のお話は、前半、後半でお話が分かれています。前半は、ここなちゃんたちのかわいいところがぐっと詰め込まれていますので、ぜひ癒されていただきたいです。後半は、あおいとひなたの話で、こちらでは、ひなたのかわいいところがたくさん見られます。「ひなたってこういうことを考えていたんだ」「こんな表情をするんだ」といったところが楽しめます。

阿澄：「ヤマノススメ」を応援してくださっていた方には、「これだ」と思っていただけるようなエピソードになっています。前半では、ここなちゃんの天使っぷりを堪能していただけると思いますし、舞台である飯能の景色も丁寧に描かれていますので、そこも楽しんでいただきたいです。それと、クラスメイトとして新キャラが3人出てきますので、よりにぎやかに作品をお届けできるのではないかと思っています。

――あおいとひなたを演じられる際、あらためて気をつけられたところはありますか。

井口：「おもいでプレゼント」は秋がテーマで、センチメンタルなお話ではあるのですが、山本（裕介）監督からは「あまり、しんみりとはさせないでください」とのディレクションがありました。それと、後半のエピソードで、あおいの部屋で会話するところでは、「飾らない、いつもどおりの自然な感じを大事にお芝居してください」とのお話もありました。久しぶりの収録で緊張していたのですが、そこであらためて肩の力を抜くことができました。役からはなれた私自身、阿澄さんとは、よく一緒にご飯にいくなど仲良くしてもらっているので、そうしたふたりの関係性も、お芝居の中で生かせるのではないかと思いつつ演じました。

阿澄：後半のエピソードは、ひなた視点で描いていただいたので、気合を入れて臨みました。ただ、ちょっとしんみりした感じのシーンは難しかったですね。ひなたが落ち込むところなどは、つい感情を盛りすぎそうになってしまうのですが、きちんと監督がキャラクターを見てくださって、そこで調整することできましたので、ひなたらしさを出していけたように思います。

――2018年にはテレビシリーズ第3期の放送も予定されています。「おもいでプレゼント」と第3期を楽しみにしているファンの方に、一言ずついただけますか。

井口：作品が順調に成長していけたのは、ずっと応援してくださったファンの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。3年経っても、キャラクターたちはあの時と変わらず、ひたむきに頑張っていますので、私たちもブレないように演じ続けていきたいと思います。まずはOVAを、劇場のきれいな音と大きなスクリーンで見て、キャラクターの表情や、美しい景色を堪能していただいて、ぜひその後の第3期も楽しみにしていただきたいなと思います。

阿澄：OVA、第3期とワクワクすることが目じろ押しです。今まで愛してくださった方、これを機に知ってくださる方、どちらの方にも見ていただきたいと思います。ぜひみんなでワクワクしながら、この作品を一緒に楽しみつつ、いろいろな思い出を……。

井口：（小声で）「おもいでプレゼント」しちゃうの？

阿澄：せっかくいい感じに締められそうだったのに（笑）。これからも楽しい思い出を、皆さんと一緒に作っていけたらなと思います。応援よろしくお願いいたします！

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