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2017年11月10日 20:30

angela、路上ライブの頃から変わらないライブへの思い 「はじめて見てくれる人に興味をもってもらえるステージに」 (2)

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――「angela」さんは、アニメのタイアップ曲をたくさん手がけられていますが、そうしたタイアップ曲のときと、アーティストとしてのオリジナル曲のときで、歌詞や曲づくりへの取り組み方が変わることはありますか。

atsuko:アニメの曲を作るときは、もうその作品のことしか考えていないですね。それでも、やり始めた頃は、ちょっと違ったことがしたいとか、難しいことを取り入れて……みたいな自我があったと思います。でも、長くアニメの曲を作らせていただいて、それこそ、水木一郎さんなどが出演されている「スーパーロボット魂(スピリッツ)」というイベントに出たときに、「マジンガーZ」や「(聖戦士)ダンバイン」などの主題歌をたくさん聴いて、「アニメソングは、こうあるべきだな!」とあらためて感じました。ただ、これまでと同じことをしても仕方がないと思いますので、今の時代や、お客さんや作品が求めるニーズを、いろいろな方向からみて、考えながら作るようにはなってきた気がします。
 直近ですと、どちらかといえばシリアスなアニメ作品の楽曲を書くことが多いなかで、今年の夏は「アホガール」というギャグマンガ原作のオープニングを歌う機会をいただきました。そのときは、今までのシリアスなカラーからガラッと変えたものを作るために、けっこう悩みました。「アホ」ってなんだろう? みたいなところから考えて、それを音で表現するにはどうしたらいいのだろうって。

KATSU:アニメの主題歌って、その作品がもっている世界観を歌で表現しつつ、その日たまたまテレビをザッピングしていた人に「なんだ、この歌」と感じさせるぐらい、一般のお茶の間の人を引き込まなくてはいけないと思うんです。そういう意味でいうと、限られた90秒という時間のなかで、自分たちのアピールをしようという気持ちは一切なくて。

――そうなんですか。

KATSU:それこそ「angela」の名前を、あえてださないようなケースがもしあったとしても、「この作品の曲ってこんな感じだよね」とお客さんに思ってもらえるものを常に作っていきたい気持ちがあります。僕たちは声優さんでも、アイドルグループでもなくて、曲をかくことしかできませんから。また、今はいろいろなかたちのアニソンがありますが、僕らはお客さんよりもまず先に、監督やプロデューサーなどの製作サイドの方たちに、「さすがangelaだね」と言わせたいという願望もあります。みんなでひとつの作品を作っているわけですから、そこが最初の砦(とりで)というか目標ですよね。ですから、(90秒の中で)こうやったら盛り上がるとか、そういうことはあまり……。まあ、全然意識してないというと嘘になっちゃうんですけどね。今はテンポが速く、いろいろな楽器の音色をつめこんだ情報量の多い楽曲が主流になってきていますけど、そうしたことよりも「作品のための曲」の部分にこだわって作りつづけていきたいなと思っています。

――「angela」さんが手がけるアニメソングは、「蒼穹のファフナー」シリーズに象徴されるような荘厳なイメージが強かったのですが、「シドニアの騎士」や「アホガール」では、「angela」さんならではのコアな部分をもったまま、より作品の雰囲気に寄せている印象をうけていました。音楽的にも、作品ならではの面白い要素を取り入れられているように感じました。

atsuko:音だけを聴いて、そんな風に感じていただけるとはうれしいなあ。

KATSU:「『angela』だったら、こういうテイストだよね」とか、「こういう世界観だよね」というようなイメージを、本当は聴いているお客さんにもってもらいたくないんです。「angelaってロックだよね」「4つ打ちのダンスビートだよね」とか、そういったイメージを一切とりはらって、「『アホガール』の『angela』」みたいに「作品のなかの僕たち」と表現できるのが、いちばんの理想です。僕らふたりは、アニメの楽曲の中で「これが『angela』だ」と主張する気はさらさらありませんので。

atsuko:うん。

KATSU:その作品の主題歌として曲が存在するのがいちばんいいと思うし、そのためだったらなんでもやる。「アホガール」のときも、最初にお話をいただいて楽曲を作っていくなかで、「アホガール」という作品を自分たちの中にとりこみ、どんどん好きになっていく。そうして、「この作品でこういう曲をやりたい」という気持ちが生まれたときに、はじめて制作が進んでいく感じです。

atsuko:アニメソングに取り組むときは、2人とも、常に何か新しい要素を探してしまうんですよ。そういう意味では、「シドニア」も、今までの「ファフナー」のラインとはまったく違った曲がかけたと思います。それは、私たちの「いろいろなものを取り入れたい」という気持ちもありますが、やっぱり「シドニアの騎士」という作品がもつ力が強いからなんですよね。無機質な世界観なんだけれど、人間臭さもあるという。そこから、「この作品に合うものってなんだろう」と考えたときに、作品に引っ張られるように「シドニア」という曲ができた部分も大きいんですよ。

KATSU:そうだね。「宇宙戦艦、戦艦……それなら軍歌っぽい雰囲気がいいんじゃない?」みたいなところから、作っていきました。

――最後に、ライブの映像ソフトを見て、ライブにいってみようかなと思っているファンの方々に、ひとことお願いします。

atsuko:14年以上活動を続けていて、100曲以上ももち曲があるアーティストのワンマンライブは、「知らない曲ばっかりだったらどうしよう」「お客さんが怖かったらどうしよう」「ノリについていけなかったらどうしよう」といった不安から、ちょっと敷居が高く感じる方もいると思います。私がお客さんだったら、そう感じるはずですので。でも、そういう不安を全部取っ払ったライブをしようといつも心がけています。とにかく、はじめてきた方に、どれだけ心を開いて楽しんでもらうかを、すごく大事にしています。かといって、毎回来てくださるお客さんに「なんだ、いつもと一緒か」とは絶対思わせたくないし、「いつもの曲を、今回はこういう感じにくるのか」というような新鮮さをもってもらいたくて。(少し間があって)私たちはデビュー前に路上ライブをやっていたんですよ。

――おふたりとも岡山県ご出身ですよね。

atsuko:岡山からでてきて、デビュー前は、新宿、渋谷、池袋などで路上ライブをやっていました。路上ライブのお客さんって、基本はじめて通りかかる人しかいないので、やっぱり面白くないと足を止めてくれないんですね。あのときの気持ちが今でも心のどこかにずっとあって、ライブでは、はじめて見てくれる人に興味をもってもらえるステージにしようと強く心がけています。「angela」のライブ、怖くないので、ぜひ遊びにきてください!

KATSU:今、atsukoも言いましたけど、僕らは路上ライブ出身ということもあって、とにかく「ん? なんだあれ」って興味をもってもらえるようことを、楽曲でもライブでも結成して20年以上やってきていると思うし、そこには絶対的な自信があります。今回のライブのソフトに入っている2本のライブを見てもらえれば、「angela」のライブの流れやノリをわかってもらえると思います。そのうえで、「angela」がいちばん自信をもってお薦めできるポイントは、来てくださっているお客さんなんですよ。

――どういうことでしょう。

KATSU:ライブが終わったあとに、物販の方とかも交えて、その日のライブの話をするときに、「『angela』さんのファンは素晴らしい」とよく言われるんですよ。列にきちんと並ぶとか、ごみを散らかさないとか、そういうことは当たり前で、例えばタオルを振る曲があって、それを知らない人がいて、「この人はタオルをもっていないな」と思ったら、隣の人が貸してくれるみたいなことがよくあるんです。ライブの帰りにみんなでLINEを交換して、後日集まって打ち上げをやっている人たちもいて、どんどん友達の輪が広がっていっているみたいで。

――ああ、それはいいですね。

KATSU:ほんとにいいなと思います。それで「ライブで知り合った方と結婚しました」との報告をいただいたりもして、個人的には先をこされてチッと思ったりもして(笑)。ライブの会場に足をはこんで、演奏が始まるまでの空気感ひとつとっても、何か伝わるものがあるんじゃないかと思っています。会場にはいったとたん、みんなすごく楽しそうでワクワクしている雰囲気ってあるじゃないですか。

――ありますね。そのアーティストが好きな人ばかり集まっているわけですから。

KATSU:そうした雰囲気については、アニソン業界のなかで、いちばん独特で、居心地のいい空間になっているのでは、と思えるぐらいです。もう、このままライブをしないで帰ってもいいんじゃないかなっていうぐらいで。

atsuko:そうそう。なんだかもう、すでに盛り上がっていて、「ここは居酒屋か?」みたいなね(笑)。

KATSU:「angela」の最大の自慢は、楽曲やステージなどではなく、ファンの方たちだと思っています。そんな雰囲気を味わいに、ぜひ一度ライブにきてもらえるとうれしいです。

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イベント情報・チケット情報

angela 全力☆Live! 2017【追加公演】 Check-in1
開催日
2017年11月10日(金)
時間
19:00開始
場所
渋谷 TSUTAYA O-EAST(東京都)
出演
angela

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