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インタビュー 2018年3月26日(月)19:00

「Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~」公開に臨み、メンバーが振り返る10年間の軌跡

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「劇場版 空の境界」「魔法少女まどか☆マギカ」の主題歌で知られる3人組女性ボーカルユニット「Kalafina(カラフィナ)」が、1月23日にデビュー10周年を迎えた。これを記念し、2017年に開催された秋冬ツアーから、日光東照宮、奈良興福寺での世界遺産ライブ、18年1月23日の10周年記年武道館公演まで、半年間のライブに密着した、初のドキュメンタリー映画「Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~」が、3月30日から4月12日までの2週間限定で公開される。Wakana、Keiko、Hikaruの3人にこの10年を振り返ってもらいつつ、映画公開直前の心境を聞いた。

――デビュー10周年おめでとうございます。映画「Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~」の制作が決定したときの心境はいかがでしたか。

Wakana:10周年に向けて「Load to 武道館」ということで、私たちの普段はお見せできないような一面や、リハーサルの風景などをお見せしようとはじまった、約半年間の密着取材でした。お客様にとっても見慣れない「Kalafina」がそこにいるでしょうし、私たち自身にとっても、自分たちの姿を客観的に見ることができるのではないかと、とてもおもしろい企画だなと思いました。

Keiko:これまでにもドキュメントを撮っていただいたことはあるのですが、今回は半年間におよぶ長期だったので、当初はカメラが入ることへの不安がありました。特に、コンサート直前のナーバスになっているときなど、カメラが撮影していることのプレッシャーが大きかったのですが、武道館公演の準備に入ったあたりからは、カメラのことは忘れるようにしました。そういう意味では、私自身もこの半年間で変化していけたと思っています。カメラマンさんも、極力私たちに意識されないように撮影してくださったので、「プロはすごいな」と。

Hikaru:はじめてお話を聞いた時は「劇場のスクリーンに私たちが映っちゃうんだ!」という驚きがあり、とても緊張したのを覚えています。私はカメラには最後まで慣れませんでしたね。どうしてもそこにあると意識してしまうんです。

Wakana:私も、ライブでお客様の前で歌うよりも、カメラで撮影されているほうが緊張しました。でも、映画の完成形を見ると、(緊張していない)みんなの自然体の姿が映し出されていたので、「いつ撮ったんだろう」とビックリする場面もありましました。ときには、カメラマンの方から「楽しかった!」と感想をいただくこともあり、一緒に「Kalafina」のヒストリーを作っているという意識がもてたことが嬉しかったです。

――完成した映像を見ての感想はいかがでしたでしょうか。

Wakana:想像以上に、ギュッと濃縮されたフィルムに仕上がっていると思います。個人的には、1月23日の武道館公演の映像を見られたことが特にうれしかったです。東京に大雪が降った翌日だったのですが、それでもみなさまが足を運んでくださったことに感動したので……。KeikoとHikaruが、これまでに経験してきた軌跡を見せてもらえたことも、おもしろかったですね。10年間ずっと一緒にいて、2人のことは何でも知っているつもりでしたが、まだまだ知らないことがたくさんあるんだなって。「今ここにいる『Kalafina』」にいたるまでの「それまでの『Kalafina』」を見せていただきました。

Keiko:私個人としては、「Kalafina」のいつものどおり、ありのままの姿をお見せできていると思います。約半年間の収録のスタートは、世界遺産での公演でした。「Kalafina」は“旅をしながら、みなさまに歌を届けていく”との思いを軸に日々活動しているのですが、そんな中で「世界遺産で歌ってもらいたい」という、みなさまからの声に応えられた公演はとても貴重な経験で、それを記録としてみなさまにお届けできることが、とてもうれしいです。一方で、普段から、Wakanaとも、Hikaruともコミュニケーションをとっているので、私としては特に新しい発見はありませんでした。ただ、いつかどこかで、ふたりの口から聞いたことを、映像として見て「ここが、話していたあの場所なんだ」というリンクを感じられて楽しかったです。

Hikaru:私は本を読むのが大好きなのですが、文字は、自分の想像をプラスすることで世界が広がっていくものだと思うんです。2人から聞いていた思い出話もそれと一緒だったのですが、今回映像として見ることができて、よりリアルに感じることができました。以前にもAnniversaryというかたちで、書籍を出させていただいたり、みなさまにこれまでの自分たちの歩みを紹介する機会をたくさんいただいたりしているのですが、今回は映画という新しい形で、みなさまとアニバーサリーを共有できるものができたと思っています。

――「Kalafina」のみなさんが、それぞれの故郷に帰るパートも盛り込まれていましたね。

Hikaru:2人がどんな環境で育ち、現在にいたっているのかを見てとれたのがおもしろかったですし、それぞれの故郷の街になじんでいました。Hikaruが東京の渋谷や原宿、福岡の天神を歩いても、あんなに溶け込めないなって。自分には、富山の風景がピッタリでした(笑)。

Wakana:故郷での映像は、17年のアコースティックツアー「“+ONE” with Strings」で各地を訪れたさいに撮影したんです。私の場合、上京して15年くらいになりますが、今回あらためて撮影を通じて、過去を振り返る機会をいただいたことで、「故郷って大事だな」と思うことができました。福岡にいた10代の頃は、自分の可能性を信じたくて、早く東京に行きたくて仕方なかったんです。今にして思うと、私は福岡のことをよく知らなかったのですが、東京に出てさまざまな経験を積んだことで、地元の家族や友人の温かみが、とてもありがたいものなのだと実感できるようになりました。今の私の“福岡愛”が、映像で伝わっていればいいなと思います。

Keiko:私の場合は、地元が東京なんですよ。だから撮影した場所も、ここから電車で5分くらいで(笑)。でも、東京はものの移り変わりがとても早いので、私の思い出の場所は、すでになくなっていたこともあり……。これも東京ならではのことかもしれません。

Hikaru:東京とは対象的に、富山はあまり変わらない場所なんだなと感じました(笑)。新幹線が開通したことで駅周辺の発展は目まぐるしいものがあるのですが、昔通っていたボーカルスクールの建物などは変わらず当時のままで、とても懐かしかったです。

イベント情報・チケット情報

『Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~』初日舞台挨拶 0
開催日
2018年3月30日(金)
時間
18:30開始
場所
TOHOシネマズ 日比谷(東京都)
出演
Kalafina

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