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ニュース 2018年7月26日(木)04:00

「この世界の片隅に」新規シーンを30分追加した長尺版、新タイトルで12月公開

現行版では描かれなかったリンのエピソードが復活

現行版では描かれなかったリンのエピソードが復活

(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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片渕須直監督の劇場アニメ「この世界の片隅に」に新規シーンを追加した長尺版が、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のタイトルで12月に公開されることが決定した。

この世界の片隅に」は、こうの史代氏による同名漫画の映画化で、第2次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも日々の暮らしを紡いでいく女性すずの姿を丹念に描いた。2016年11月の劇場公開以来、1日も途絶えることなくロングラン上映が続いており、200万人を超える観客を動員。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞するなど、高い評価を得ている。

今回の長尺版では、企画当初に予定していたエピソードを復活させ、さらに新たな場面を加えることで約30分の新規シーンを追加。すずが嫁ぎ先の町で出会う同世代の女性リンとの交流を描く昭和19年秋と昭和20年冬から春にかけてのエピソード、妹すみを案じて過ごす20年9月の枕崎台風の場面などが描かれる。シーンの追加により現行版とは主題が一部変わってくることから新たなタイトルがつけられた。スタッフ・キャスト陣は変わらず、コトリンゴによる新曲の制作も予定されている。

あわせて特報映像とティザービジュアルも披露された。特報には、すずを演じるのんによる、「リンさんをさがして。そう、うちの声が言うのが聞こえた……」との声がコトリンゴの歌にのせて収められている。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、12月からテアトル新宿、ユーロスペースほかにて全国公開。

作品情報

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

この世界の(さらにいくつもの)片隅に 7

広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19(1944)年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らし...

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