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インタビュー 2015年8月28日(金)21:12

Tom-H@ckとオーイシマサヨシの新ユニット“OxT”「オーバーロード」OP主題歌「Clattanoia」リリース記念インタビュー (2)

「オーバーロード」オープニング

オーバーロード」オープニング

(C) 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

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――デビューシングル「Clattanoia」は、CDの発売に先駆けて、ミュージックビデオの(以下、MV)の一部がYouTubeで公開されていますね。迫力ある映像に驚かされました。

Tom-H@ck:それは、MVの監督を務めた大川さんの力が大きいですね。アニメ大好きな方で、打ち合わせの時も、僕とふたりでずっとアニメの話をしていました。

今回は“アナログでCGを表現する”というやり方で撮影しています。一見CGに見えるようなところでも、実は後からCGを合成しているわけではなく、プロジェクターを使って床にCGを投射している中で、僕達が実際に歌っているんですよ。

オーイシ:だからこそ、実際にその場に存在しているものとしての実在感、整合性が出せたんじゃないかと思います。とても楽しい収録でした。

Tom-H@ck:「Clattanoia」のような方向性の曲は珍しくないので、その文法に則ってPVを撮っていただいて構わなかったんですが、どこかにOxTならではの要素も盛り込みたかった。そうしたこちらからの要望に、監督なりの答えを提示してくれた形です。

ほかには、サビでカメラが揺れている表現があるんですが、実はそれもアナログなんです。カメラマンさんが、自分の身体を揺らすことで作り出した揺れなんですよ。

オーイシ:撮影された映像を見るととてもカッコいいんですが、現場でのカメラマンさんの動きには吹き出してしまいそうになりました(笑)。「アジアで生まれた新しいスポーツですか?」と言いたくなるような、奇妙な動きで……。ほかにも、僕がグラッと揺れるシーンなどでは、カメラを思いっきり叩いていましたね。なにかがうまく行かなくて、カメラにやつ当りしているのかな、と思ってしまうくらいの激しい勢いでした(笑)。

Tom-H@ck:完成した映像では、そこまで本気でやっているからこその臨場感が、しっかりと表現されていましたね。

オーイシ:そのほか、今回の撮影では、僕の15年来の友人であるベーシストの中村泰造くんを招きました。彼は「音楽を続けていれば、こうしていっしょに作品に携われるんだな」と、勝手に胸を熱くしていました(笑)。

「オーバーロード」オープニング

オーバーロード」オープニング

(C) 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

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――「Clattanoia」はテレビアニメ「オーバーロード」のオープニング主題歌として起用されていますが、オファーの経緯は?

オーイシ:2014年の年末にお話をいただいて、そこから原作を全巻読んでから着手しました。これがメチャクチャおもしろくて……。

Tom-H@ck:曲のイメージは、オーイシさんが特に強く持っていたようで、当初から「オーバーロード」には「Clattanoia」のような曲が合うんじゃないか、と言っていました。

オーイシ:作曲する上で、ハードロックの中にも、ダークファンタジー的な要素……少し前のヘヴィメタルが持っていた、重苦しい感じがほしいと考えたんです。そうすることで、オーバーロードの世界観や、モモンガ様の活躍が表現できるんじゃないかと。

Tom-H@ck:サビのメロディの3拍子などには、如実にそれが現れていますね。3拍子はゴシック感を強く打ち出せるんです。

オーイシ:Aメロは4分の4拍子で、Bメロは3拍子になっています。その移り変わりがとても自然なので、作曲家としては「よくできたな」と満足しています。疾走感を大事にした結果ですね。

Tom-H@ck:僕は、いただいた楽曲をアレンジしたんですが、すでにその時点で大部分は完成していました。なので、僕の方では、人の耳に残りやすいフックのある音を追加していきました。

オーイシ:それにより、Tom-H@ckにしか出せない、独特のデジロック感が盛り込まれました。彼のギターでしか表せない無二のもので、今回のセッションでは、そのことを改めて感じさせられました。

Tom-H@ck:「Clattanoia」は、Aメロ、Bメロ、サビで構成された、どこをとってもオイシイ曲なんです。どんなアレンジでも受け入れてくれる懐の広さがあるので、とてもやりやすかったです。

Aメロでは僕がギターを担当しているんですが、リズムがとても構築されているんです。楽曲の世界観をしっかりとつかんでいる人にしかできないことなので、オーイシさんの作曲の力を再確認できました。

オーイシ:ある種の潔さが感じられる曲に仕上がったと思います。

Tom-H@ck:作曲の段階だとイントロにメロディがあったんですが、「もっとハードにしたほうが潔いだろう」と考えて、少しだけ変更を加えたところもあります。

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