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ニュース 2015年11月13日(金)19:00

オーディオブック版「世界から猫が消えたなら」、三役演じた小野大輔を原作者・川村元気が絶賛

「世界から猫が消えたなら」オーディオブック制作発表記者会見の様子

「世界から猫が消えたなら」オーディオブック制作発表記者会見の様子

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LINE小説という世界初の形態で発表された後、書籍化されて累計90万部を突破した小説「世界から猫が消えたなら」のオーディオブック版が11月13日に配信を開始。それを記念して同日、主人公の声を担当した声優の小野大輔と、「モテキ」や「バケモノの子」といった映画のプロデューサーとしても知られる原作者の川村元気氏が都内で会見を行った。

同作は、余命宣告を受けた30歳の郵便配達員が、突如現れた悪魔と「世界から大切なものをひとつ消すことで、1日の生命を得る」という取引をしながら、かつての恋人、友人、家族との絆を確かめていくヒューマンドラマ。2016年には佐藤健主演で映画が公開されることも発表されている。オーディオブック版では、小野が主役の「僕」と「悪魔」、そしてナレーションの三役を務めた。

川村氏は、小野を主役に起用したことについて「関係者に相談したところ、一番票が集まったのが小野さんだった」と説明。「小説を書いた時は映像にならないものを作ろうとして書いた」という川村氏だが、映画化、オーディオブック化と続々とメディア展開が続いていることで、「映画でしかできないこと、音声でしかできないことをそれぞれでやろうと思っている」と明かし、「ひとりの人が声だけで、編集なしで三役を演じるのは演劇的。小野さんにやっていただいてよかった」とオーディオブック版を支えた小野に賛辞を送った。

三役を演じた小野は、僕と悪魔の掛け合いを編集なしで収録したことを明かし「(どう演じるか)全部決めてからいきました。悪魔が突拍子もない事を言ってしまうのに対して、感情で壊していく。演じながら構築と破壊を同時におこなっているんです」と語った。

最後に川村氏は「アニメーションの企画はいくつかいただいているんですが、一体どうやるんだろうと思っていて、まだ具体的にはなっていない」と同作のアニメ化の可能性を示唆し、会見を終えた。

「世界から猫が消えたなら」はオトバンクが運営するオーディオブック配信サービス「FeBe」にて配信中。

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