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ニュース 2016年3月29日(火)18:00

マンガ大賞2016は野田サトル「ゴールデンカムイ」に!北海道を徹底的に取材した意欲作

プレゼンターとして登壇した東村アキコと集英社の大熊編集担当

プレゼンターとして登壇した東村アキコと集英社の大熊編集担当

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「今、一番友達に薦めたいマンガ」をコンセプトに、 書店員を中心とした各界のマンガ好きが選出する「マンガ大賞2016」の授賞式が3月29日、都内で行われ、野田サトル氏の「ゴールデンカムイ」(「週刊ヤングジャンプ」集英社刊)が大賞を受賞した。

1次選考では、2015年1月1日から12月31日までに単行本が発売された作品の中から、最大巻数が8巻までの漫画作品を対象に、選考員が最大5作品に投票。その結果ノミネートされた11作品を対象に2次選考が行われ、選考員が1位から3位までを選定。もっともポイントの多かった作品が大賞として選出される。

ゴールデンカムイ」は、日露戦争帰りの元兵士・杉元佐一が戦死した親友のため、ゴールドラッシュに沸く北海道に渡り、そこで知り合ったアイヌの少女・アシㇼパと共に道内の過酷な環境の中でアイヌの遺した金塊の手がかりを追い求める作品。

野田氏は北海道出身で、同作のために、北海道の冬山や網走監獄などを徹底的に取材してきた。「北海道の冬山に漁師について行ってシカの脳みそを生で食べさせてもらいました。 脳みそは味が無いグミの用な感じでした」と語るほど、各地を取材して作品に活かしているのだという。

15年は東村アキコ氏の「かくかくしかじか」が受賞したほか、13年は劇場映画化された「海街Diary」(吉田秋生氏/小学館刊)、11年はテレビアニメ化、劇場映画化が発表されている「3月のライオン」(羽海野チカ氏/白泉社刊)が大賞を受賞している。

なお、ノミネート作品の投票結果は以下の通り。

■ノミネート作品投票結果
ゴールデンカムイ」野田サトル 91pt
「ダンジョン飯」九井諒子 71pt
「BLUE GIANT」石塚真一 68pt
僕だけがいない街」三部けい 55pt
「百万畳ラビリンス」たかみち 49pt
「波よ聞いてくれ」沙村広明 43pt
「恋は雨上がりのように」眉月じゅん 42pt
「町田くんの世界」安藤ゆき 38pt
「東京タラレバ娘」東村アキコ 29pt
「岡崎に捧ぐ」山本さほ 28pt
とんかつDJアゲ太郎」イーピャオ・小山ゆうじろう 25pt
※ポイント集計方法:1位 3pt、2位 2pt、3位 1ptと換算し、投票されたポイントの合計

作品情報

ゴールデンカムイ

ゴールデンカムイ 52

明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。...

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  • マンガ大賞受賞を記念した野田サトル直筆色紙
  • 歴代のマンガ大賞受賞者が受賞時に書いた色紙
  • プレゼンターとして登壇した東村アキコと集英社の大熊編集担当

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