スマートフォン用ページはこちら
ホーム > ニュース総合 > ロボットの少女とある男の物語「planetarian」が12年の時を超え、なぜ制作されるのか? マチ★アソビ スペシャルインタビュー

インタビュー 2016年5月5日(木)12:00

ロボットの少女とある男の物語「planetarian」が12年の時を超え、なぜ制作されるのか? マチ★アソビ スペシャルインタビュー

イメージを拡大

7月7日より配信版が、9月3日より劇場版がそれぞれ公開予定のアニメ「planetarian」。「AIR」「CLANNAD」「Angel Beats!」など、数多くの“泣ける”名作を世に送り出してきたブランドKeyのゲームが原作となる本作について、5月3日、徳島マチ★アソビufotable CINEMAで上映会及びトークショーが行われた。

壇上には本作のプロデューサーである青井宏之と、宣伝プロデューサーの岡和田一輝が登壇。両者ともにKey作品が大好きというお二人によって、作品の魅力が語られた。イベントでは配信版の冒頭5分間が世界最速で上映された。上映が始まると思わず啜り泣くような声も聞かれ、まさしくファン待望の映像ができあがりつつあるという期待が高まる上映会となった。

トークショーの後、登壇者のふたりにインタビューを敢行し、制作の経緯や魅力を聞いた。

――「planetarian」は12年前にリリースされたゲームですよね。なぜ懐かしいとも言えるこの作品が新たに動き出したのでしょうか。

青井:一番は、作品の当時のファン層に時代が追いついたということなんです。「planetarian」は、当時ネットでダウンロード販売をしていたんですよ。ですから、ネット環境があれば誰でもプレイできた。それはかなり革新的なことだったんですね。でも、それに対してアニメという媒体は視聴するのにテレビと、年に数本の映画があるだけ、という状態だった。でも今ならば、もっと視聴方法は多様化しているじゃないですか。配信も色々なプラットフォームで見ることができるし、現実的なものとして視聴され始めている。“ネット環境があれば日本中どこでも見られる”というところで、当時のゲーム販売形態とレベルが同一になったんです。そして、作品として物語の長さ、テーマが非常に映画的でもある。だからこそ、今このタイトルを配信&劇場というかたちで当時プレイしていた方、それから若いKeyファンを含めた新しい視聴者に届けてみたかったんです。

――Key作品といえば、まず話題に挙がるのは良質なシナリオだと思います。作品の魅力はどのようなものだとお考えですか?

青井:ロボットと人間というと、普遍的なテーマとして扱われることが多いですよね。ロボット……ゆめみちゃんは、徹頭徹尾変わらない存在なんですよ。でも、そのロボット的な単純な思考というのは、人間からすると無垢にも見えるんです。変わっていくのは人間である屑や主人公なんです。生きていくにあたって辛い想いをしてきた主人公が、思いが一貫しているロボットの純粋さに影響され変化していく、そのあたりが心を打つポイントになっていると思います。

岡和田:この作品で感動できるポイントって、人それぞれ違うとは思うのですが、アニメだと紙芝居的な要素のあるゲームと違って、時間軸が生まれてくるので、またゲームとは違った感動の仕方ができるのではないかと。

――原作の涼元涼一氏のシナリオを映像化するにあたって、難しいと思われたポイントはどこでしょうか。

青井:ゲームでは、地の文も会話も涼元さんらしい美しさをもって迫ってくるのですが、どうしても文章を言葉にするとちょっと浮いちゃうんですよね。ただ涼元さんの言葉が持つ情感や、構成した世界観については、美術だったり撮影、キャラだったりに、かなり反映されていると思うんです。ですから、言葉としてではなく、全体のフィルムとして見た時に、涼元さんの世界が浮かび上がってくるような作品になっていると思います。

――今回は実際に冒頭の5分間も上映されましたね。非常にクオリティの高い映像となっていましたが、アニメならではの魅力はどこにあるとお考えですか?

岡和田:ゆめみの仕草がポイントだと思いますよ。原作だと差分と呼ばれるポーズが変わるだけですが、ひとつひとつにしっかり感情を当てはめたポージング演出がされるので、よりゆめみの可愛さを引き立てているなと思います。それと、屑屋(主人公)もゲームでは主観視点のため外見が分かりませんでしたが、今回はじめて、ビジュアルが公開されたんで、そこも魅力かなと思っていますね。

青井:それから、星ですね。アストロアーツさんという、星の専門誌を出版していたりプラネタリウムに投影するための番組素材を作っている会社さんとご相談して、実際に“この時期の、この星空の、こういう絵をください”と言って、劇場のスクリーンに耐えうる映像をいただいているんですね。ゲームだとすらっと流れる文章が絵となって、とても綺麗に迫ってくるので、そこもご注目いただきたいです。

――Keyファンであれば誰もが注目するのが音楽だと思います。今回は麻枝准氏と共にKey音楽を支えてきた折戸伸治氏が参加されていますね。

青井:今回折戸さんには、製作発表会にも出ていただきました通り、非常に大きな力となってくださっています。折戸さん自身「planetarian」の当時の開発に携わってはおりませんが、熱量を持って制作していただき思い入れも非常にあるんですね。ですから、一緒に盛り上げることができればと。劇場版の主題歌に加え、ゲームからの既存曲のアレンジだけでなく、劇中における新曲も折戸さんが制作されていますので、そのあたりにもご注目いただきたいです。

――今回、津田尚克監督は脚本と音響監督も兼ねているようですね。これはどうしてなのですか。

青井:これはひとえに監督のこだわりです。津田監督は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズでも脚本を担当されていますが、原作を非常に愛している方なんですね。だから、こだわりも半端じゃ無いんですよ。今回ももちろんメインは山口(貴之)さんが取り仕切っているのですが、監督なりの考えを音響にも反映させたいということで、相談しながらやっているということなんです。

――最後に、本作にまだ触れたことのない方に一言いただけますか。

青井:この物語は、ロボットの少女とある男の物語です。その延長線上、ふたりが交流をすることによって、みなさんの心にも訴えかけてくるものがあると思います。最終的な二人の結末を見届けていただければ、その訴えかけに対する答えがあると思いますので、ぜひ、二人が描く奇跡の物語を配信、劇場で見届けていただければと思います。

作品情報

planetarian ~ちいさなほしのゆめ~

planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ Check-in21

世界大戦後の降りやまない雨の世界。細菌兵器の影響で、人々に見捨てられた最も危険な街【封印都市】。その、デパートのプラネタリウムに、ロボットの少女がいた。彼女の名前は“ほしのゆめみ”。彼女はプラネ...

2016夏アニメ 作品情報TOP イベント一覧

フォトギャラリー

フォトギャラリーへ

特集コラム・注目情報

番組情報・出演情報

イベント情報・チケット情報

イベントカレンダーへ

  • 今日の番組
  • 登録済み番組

Check-inしたアニメのみ表示されます。登録したアニメは放送前日や放送時間が変更になったときにアラートが届きます。

アニメハック公式SNSページ

ニュースメール

前日に配信された全てのニュースヘッドラインを、一日一回メールでお知らせします。

Google FeedBurnerのサービスを利用しています。
配信停止はメール最下部の「unsubscribe now」から行ってください。