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インタビュー 2016年8月1日(月)08:00

劇場版アニメ「ポッピンQ」瀬戸麻沙美の土佐弁が共演陣に好評 収録を終えたメインキャスト陣に聞く (2)

一方、黒沢演じる沙紀は、ほかの4人とは少々異なる立ち位置のキャラクターのようで「(伊純ら)4人と一緒にいるより、その他のキャラクターと話しているシーンのほうが多い」という。黒沢は「スタッフさんから『テストと本番とはまったく違ったお芝居になった』と言われるくらい、先輩方からいい影響を受けることができました」と出来ばえに胸を張る。井澤は「敵として登場するキャラを演じる男性陣が、喉を酷使するお芝居で大変そうでしたね」と、男性共演者をねぎらっていた。

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また、ヒロインひとりひとりに、心がつながり運命を共にする「同位体」と呼ばれるポッピン族が存在するが、各ポッピン族との共演シーンについて、小澤が「意外に共演シーンは少ないんですが、やっぱり(同位体を演じる声優の芝居に)自然と注目してしまいますね」と話せば、瀬戸は伊純の同位体・ポコンを演じる田上真里奈が気になって、「(初共演なので)もっと田上さんのことを知りたい」と、ずっと様子を観察していたことを告白。一方で、小澤自身はあさひの同位体・タドナ役のM・A・Oとは他作品での共演を重ねていることもあり「言葉がいらないくらい、信頼してお芝居ができた」のだという。

また、同作では、卒業式を前にした、中学3年生の少女たちがそれぞれに抱える悩みやコンプレックスが、ストーリーのカギとなる。それはとてもささいな、しかしキャスト陣も共感できる悩みになっており、井澤は自身の学生時代を振り返り「正義感が強すぎるせいで、ハメを外しにくいところが、蒼とよく似ていると思います。軽々とハメを外せる子たちに、すごい嫉妬心とあこがれを持っていましたね」と明かす。種﨑は「楽しくやれるのが一番いいのに『がんばらなきゃ』『ちゃんとしなくちゃ』って気負ってしまうところは、小夏ちゃんの気持ちがよくわかります」と、自身演じる小夏に、身につまされる思いなのだという。

黒沢からは「私も芸道と友だち、どちらが大事かと聞かれると、『(友だちは)きっとわかってくれる』という甘えもあって、エゴを優先してしまうところがあります。今は広い世界でお仕事をさせていただいているからうまく回っていますが、部活のような狭いコミュニティで同じことをすると、きっと沙紀と同じ立場に置かれるんだろうなと思います」と意味深な発言も飛び出し、まだ見ぬストーリーの一端をうかがわせた。

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ポッピンQ 10

「別々の方向を見ていた、その時までは―。」5人の少女たちが過ごす、特別な時間の物語
 春、卒業を控えた中学3年生の伊純(いすみ)は悩んでいた。不本意な成績で終わってしまった陸上の県大会。あの時出...

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