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イベント 2017年2月12日(日)15:00

「ユーリ!!! on ICE」豊永、諏訪部らが登壇した上映会でフィギュア選手出演秘話が明らかに

豊永利行

豊永利行

(C)はせつ町民会/ユーリ!!! on ICE 製作委員会

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テレビ朝日ほかで、2016年10月から12月にかけて放送されたテレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」のイベント「まだまだ滑走しちゃうよ!『ユーリ!!! on ICE』トークショー&オールナイト上映会」が、2月11日に東京・TOHOシネマズ 六本木で開催された。

同作は、漫画「モテキ」の久保ミツロウ氏と、テレビアニメ「LUPIN the Third -峰不二子という女-」の山本沙代監督、「この世界の片隅に」の制作を手がけたMAPPAによるオリジナルアニメ。日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗してしまったスケーターの勝生勇利(かつきゆうり)が、世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフ、ロシアのユーリ・プリセツキーらが待ち受けるグランプリシリーズに挑む姿を描く。

原案・脚本・キャラクターデザインを手がけた漫画家の久保氏、勇利役の豊永利行、ヴィクトル役の諏訪部順一、ユーリ役の内山昂輝が登壇すると、氷上の勇利やヴィクトル、ユーリなど、各国の代表選手たちが一同に集結した新ビジュアルが初公開。ゲストトークはショートプログラム、フリースケーティング、インタビューといった、フィギュアスケート競技の進行をなぞって展開し、応援上映を見るのは初めてだという久保は「熱気が強く、温度も高い」と作品の人気に驚きの表情を浮かべていた。

ショートプログラム「振り返りトーク!!!」は、キャラクターや振り付けなど、さまざまなテーマで進行。自身が演じたキャラクターについて、豊永は「勇利の感情の変化を意図的に演じようとするとどうしても上っ面になってしまうので、心で演じたいという気持ちが強かった」、諏訪部は「ヴィクトルは、感情の動きが普通の人とはちょっと違う。自分のメンタルとはかけ離れたキャラクターなので、序盤は試行錯誤しましたが、途中からは感じるままに演じました」と振り返った。また、豊永からは「第1話は勇利のセリフから始まりますが、それは果たしていつの勇利なのか、考えながら見てもらいたい」と、作品を見返す際の見どころも語られた。また、ゲスト声優として出演した、元フィギュアスケート選手の本田武史と織田信成、スイスの現役選手であるステファン・ランピエールについても触れられ、当初は本田のみの出演予定だったが、オンエアを見た織田からの熱烈なアピールによって出演が決定したことが明らかにされた。しかも、収録済みだった最終話は、ステファンのブッキング成功を受け、脚本を書き直して再収録されたのだという。

久保ミツロウ

久保ミツロウ

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フリースケーティング「今だから言える話!!!」では、フィギュアスケートの魅力を尋ねられた久保が「最初はお茶の間レベルで、テレビで競技をやっているのを見る程度でした。ハマればハマるほど、各国の選手を知るほど、その国の文化を知ることもできて、フィードバックが多い」と語った。

「インタビュー」では、全国のファンから寄せられた質問に登壇者が回答。各キャラクターを描く際のポイントを聞かれた久保は「私はネームで作品を見せるスタイルなので、サッと書いた絵でそれぞれの特徴が伝わるように意識しています」とこだわりを明かした。

最後は、内山が「全然話し足りない。まだまだ可能性を秘めた作品です」と名残を惜しむ中、久保が「監督やスタッフが全力で作った作品です。それを受け取ってくれた方々が、心の中でどのように完成させるかが大事だと思っています。みなさんに、それぞれの『ユーリ!!! on ICE』を形作っていただければ、私もそれに負けないものを作りたいと思います」と決意を新たにし、ゲストトークの幕を引いた。

作品情報

ユーリ!!! on ICE

ユーリ!!! on ICE 44

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