怪異アニメが集う上映イベント「夢幻宇宙」開催　18年公開「アラーニェの虫籠」製作記念

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気鋭のアニメーション作家・坂本サクがひとりで手がける長編アニメ映画「アラーニェの虫籠」の製作スタートを記念し、「怪異」を題材とした傑作アニメを一挙上映するイベント「怪異アニメーションの夢幻宇宙～恐怖を魅せるクリエイターたち～」が、3月11日に東京・世田谷区のエムズ・カンティーナで開催されることが決定した。

「アラーニェの虫籠」は、いわくありげな巨大集合住宅を舞台に、女子大生が巻き込まれる怪異と、そこに隠された驚愕の真実を描く作品。押井守監督作品「イノセンス」のデジタルエフェクトや、NHK「みんなのうた」の監督などを務めてきた経歴を持つ坂本が、監督、原作、脚本、アニメーション制作、音楽までを1人で担当し、キャストとして、特撮ドラマ「動物戦隊ジュウオウジャー」に出演した14歳の白本彩奈、「特捜戦隊デカレンジャー」でデカグリーン役で知られるほか「思い出のマーニー」に声優としても出演した伊藤陽佑、「ピンポン THE ANIMATION」で主演を務めた片山福十郎、「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」で東海林カズマ役を演じる新人声優・バトリ勝悟らの起用が決定している。2018年公開を予定しており、クラウドファンディングサイト「Makuake」では、目標金額200万円を目指して製作支援者を募集中だ。

イベントでは、黒坂圭太監督初の長編作品で、逃走した夢の食材・MIDORI-KOをめぐる近未来SF「緑子／MIDORI‐KO」、「スーパーロボット大戦OG ‐ディバイン・ウォーズ‐」を手がけた角銅博之監督による自主制作ホラーオムニバス「角銅博之 怖い系アニメ集」、「私は猫ストーカー」や「ゲゲゲの女房」でアニメーションパートを担当した大山慶監督の「HAND SOAP」の3作品を上映し、「アラーニェの虫籠」の最新映像と予告編も公開される。また、「こわい童謡」「渋谷怪談」シリーズなど、多数のホラー映画手がけた映画監督で「アラーニェの虫籠」のプロデューサーを務める福谷修氏と坂本監督、そして上映される3作品の監督陣を招いてのトークショーも行われる。午後7時開演予定で入場料は2500円、別途1ドリンク代が必要。

なお、前日の10日には、前掲3作品と「アラーニェの虫籠」最新映像＆予告編を上映し、坂本監督と福谷プロデューサーが登壇する「プレ上映会」も開催される。こちらは午後8時開演予定で入場料は2000円、別途1ドリンク代が必要となる。