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インタビュー 2017年3月9日(木)20:44

ソロデビューの東山奈央が語る、これから 「みんなが笑顔になれるようなアーティストになっていきたい」 (2)

――先程ドラマ仕立てという話がありましたが、そのストーリーはどんなものなのでしょうか?

東山:今回はTVアニメ「チェインクロニクル」のタイアップということで、作品に寄り添うような、音楽も正統派路線を行った楽曲になっています。地球儀がMVの中に登場して、それを私が抱えて守っているようなシーンがありますが、それも「チェインクロニクル」における、世界を守るという意味が込められていたりします。

それと本が出てくるのですが、これはヒロインの女の子(フィーナ)が大切に持っている、世界の鍵を握る「チェインクロニクル」という本になぞらえています。ですから、MVの中でも印象的に描かれています。

他にも、作中でクロニクルが2つに引き裂かれてしまうというところから、本のページを破くシーンもあります。そこはMVが流れた時もかなり反響が大きかったところです。「破いちゃったんですか?」みたいな……。私もにわかに受け止めきれなくて、何度も確認しました!「本当に破きますよ?」って(笑)。ちゃんとした演出に基づいたシーンなので、思い入れがあります。

――MVを撮影していて、思い出に残っていることはありますか?

東山:バンドシーンの撮影ですね。今まで経験したMV撮影は、振り付けがついているものが多かったので、撮影の当日までにメンバーの子たちと一緒に振り付けの練習をしたり、撮影に向けて準備することがあったのですが、今回のバンドシーンは、自由な身振り手振りで、感情の赴くままに表現するというかたちでした。ですから、本番までのやる気を解消する場がなかったんです(笑)。その分、本番ぶっつけのバンドシーンに、凄く気持ちを込めました。バンドの皆さんが熱のこもった演奏をしてくださっている、その中心に自分が立っているので、しっかりしないといけない! と身が引き締まりました。

――アーティスト・東山奈央として、今後どのようなことをやっていきたいでしょうか?

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東山:やはりライブですね。私はもともと引っ込み思案で、人前に立つのも緊張しいなところがあります。それでも自分の歌やダンスといった、頑張ってきたことをお披露目すると、皆さん笑顔になって盛り上がってくださって……。それが凄く嬉しい。そういう皆さんの笑顔がもっと見たいですし、直接感謝を伝えられる場という意味でも、ライブはこれからもやっていきたいと思います。

今回はたった一回のデビューイベントですが、地方の方にも会いにいきたいなとも思っています。やっぱり行かないと会えない方もいらっしゃいますし、そういう方にも感謝を伝えられたらなと。それで楽しかったと思ってもらえたら、また東京に遊びに来てもらえたら嬉しいです。

それと、普通のライブも楽しいのですが、アコースティックなライブにも興味があります。ギター一本だけだったり、元ある曲のバラードアレンジといった曲もやってみたい。今は4曲しか持ち歌がないですが、曲数が増えていく中でそういう遊びも取り入れていけたらいなと思っています。夢ばっかり膨らんでいるんですけど(笑)。

――いいですね。聴いてみたいです。

東山:ダンスも好きなので、全身使って踊れるようなダンサブルな楽曲なども作っていけたらと思います。キャラクターソングだと、踊りというより手振りが多いので。ですから、そういうキャラクターソングとは異なる、全身を使って踊るような曲が作れれば、歌手活動している意味がひとつあるのかなとも思いますね。

――ツアーで行ってみたい場所はありますか?

東山:私の祖母が住んでいる長野には行きたいなと思います。年配の親戚が多くて、東京まで来るのは難しかったりするので。私がパーソナリティをやっているラジオをテープで録って、それを田舎に送ったりはしていますが、実際に「私はこういう風にライブするんだよ」という姿を見てもらえたらなとも思うので、長野で歌ってみたいなと。

それと大分県が好きなんですよ。出身は東京なのですが、以前に一度、大分に家族で遊びに行った時に、温泉街を回るのが凄く楽しくて、今でも忘れられない思い出になっています。大分の湯布院や、別府のゆっくり流れている空気感が好きで……。だから自分にとって、良い思い出を作ってくれた場所で、今度は自分が誰かにとっての思い出を作っていけたら良いなという憧れがありますね。

――今後、ご自身はどんなアーティストになっていきたいですか?

東山:みんなが笑顔になれるような、そんなアーティストであることができればと思います。声優としてお仕事させていただけているのも嬉しいのに、キャラクターたちに支えてもらっている場から離れて、一人で歌うという場に置かせてもらったのも、デビュー当初から考えるとありえないことで。この滅多にない機会を精一杯楽しみたいという気持ちですし、私が楽しみたいという気持ちを皆さんにも同じように楽しんでいただけたらいいなと思います。

――では、最後にファンの皆さんに一言いただけますか。

東山:本当に感謝の気持ちで、作らせていただいた一枚です。ディレクターさんとお話すると、自分もまだまだ成長できるところはあるし、していかないといけないなと思っているのですが、そのなかでも皆さんに私の7年間の軌跡を感じていただけるような決意が込められている曲になっていると思います。ぜひたった一度きりのデビューシングルを、大切にとっておいていただけると嬉しいなと思います。これからよろしくお願いいたします!

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