「every❤ing！」木戸衣吹＆山崎エリイ、ラストライブへの思い　「卒業の実感がわくのは、たぶんライブ当日」

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11月26日に中野サンプラザで行われる「every❤ing！ Final Fantasia-Show 2017　～Lesson3　輝く未来へ～」で有終の美をむかえる声優ユニット「every❤ing！（エブリング）」。木戸衣吹（写真左）と山崎エリイの2人に、卒業ライブを間近にひかえた今の心境を聞いた。

――最後のシングル「笑顔でサンキュー！」のMV（ミュージックビデオ）には、結成から今にいたるまでの映像がふんだんに使われていました。過去の自分たちの姿を見て、どう思われましたか。

木戸：長くやっていたように感じていたのですが、MVを見たら、あっという間だったんだなと。あと、過去の自分を見て「顔が若い！」と思いました（笑）。ファンの皆さんと一緒に映った映像が使われているのもうれしいですし、「every❤ing！」の魅力がギュッとつまった集大成的な内容になっていると思います。

山崎：今回のPVの舞台は江ノ島で、さわやかな雰囲気もありつつ、しっとりしたイメージの映像になりました。「every❤ing！」の歴史が感じられる、自分たちでもウルウルしてしまう作品になったと思います。

――「笑顔でサンキュー！」は、タイトルそのものが、ファンに向けてのメッセージになっていると思います。おふたりは、どんな思いでこの曲を受けとめられたのでしょう？

木戸：ラストシングルということで、切ない感じの曲になるのかなと思っていましたが、しんみりとはさせずに、「前に向かって進んでいこう！」という明るい感じがでていますよね。作詞・作曲をしてくださったエンドウ.さんは、デビュー曲の「ゆめいろ学院校歌」の頃からお世話になっている方なんです。エンドウ.さんならではの、「every❤ing！」らしさがつまった、お気に入りの1曲になりました。

山崎：はじめて聴いたとき、ラストシングルが明るい曲でよかったなと思いました。「every❤ing！」のこれまでの楽曲のなかに「サクライロ」という曲があって、それはわりとしんみりとした卒業ソングなんです。今回の「笑顔でサンキュー！」では、「お別れ」「悲しい」といったメッセージではなく、ポジティブな言葉が歌詞に多く入っています。ライブのときの振り付けもポップな感じで、みんながニコニコできるような楽曲になりました。

――今年2月に卒業（活動休止）の発表をされてから半年以上が経ちました。心境の変化などはあったでしょうか。

木戸：心境の変化はほとんどなくて、卒業すること自体、まだ実感がぜんぜんないんです。直前まで卒業だと思いたくない自分もいて……。実感がわくのは、たぶんライブ当日だと思います。

山崎：私も卒業する実感がぜんぜんないです。この前までツアーがあって、始まる前は「ツアーが始まったら“卒業”という雰囲気になるかな」と思っていたのですが、そんなことはまったくありませんでした。ツアー最終日も、ファンの皆さんとすごした時間がとても濃いものだったので、最後のワンマンライブがどんなものになるのか、まったく想像がつかないです。これからリハーサルなどをやっていくうちに少しずつ実感がでてくればいいなと思っています。

――おふたりは今年で20歳をむかえられます。成人したら試してみたいこと、新たにチャレンジしたいことがあったら聞かせてください。

木戸：20歳になったら、まずお酒を飲んでみたいです（笑）。自分がどれぐらい飲めるのか分からないので、最初は弱いお酒から試してみようと思っています。

山崎：何ができるんだろう……。（少し考えて）このままでいたいですかね（笑）。今の自分のペースで見えてきたものを率先してやっていきつつ、変わらず過ごしていければなと思います。

――いよいよ11月26日に、中野サンプラザでラストライブが行われます。どんなライブにしたいと考えられていますか。

木戸：1回きりのライブですので、1曲1曲、悔いのないよう全力で歌います。今まで応援してくださった方々への感謝の気持ちと、そしてこれからお互い別々の道を進む私たちを「よろしくお願いします」という気持ちを伝えられたらと思っています。ぜひ、私たちの最後のステージに遊びにきてください！

山崎：「every❤ing！」として3年半活動をしてきて、ほんとに初期の頃から応援してくださった方もいれば、先日のツアーではじめて私たちのライブに来たという方もいらっしゃって、たくさんの方々が支えてくださったんだなと感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの思い出をたどりながら、最高のパフォーマンスができるように頑張ります。