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インタビュー 2018年1月24日(水)20:30

「宇宙戦艦ヤマト2202 第四章」細谷佳正に聞く 深みを増した加藤三郎を通じて描かれる“愛”のかたち

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1月27日に劇場上映される「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇」。「宇宙戦艦ヤマト2202」は2012~13年に放送されたテレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編で、1978年の劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をベースに、新たなヤマトの旅路と戦いを全七章で描き、「第四章 天命篇」で物語は折り返し地点を迎える。ヤマトの航空隊を率いる加藤三郎役として同シリーズに出演する細谷佳正に、「2199」から今作にいたるまでの新「ヤマト」シリーズを振り返ってもらった。

――前シリーズ「2199」を振り返りながら、お話をうかがっていきたいと思います。細谷さんが演じられている加藤三郎の第一印象はどのようなものでしたか。

細谷:般若心経を唱えるシーンから「お坊さん」のイメージが強かったですね。「2202」の加藤を演じた今から見ると青臭いところがあり、当時は「なぜこんなに激しく古代(進)に食ってかかるんだろう」と思っていました。加藤は現場の叩き上げであることにプライドをもっているんだと思います。上下関係が厳しい体育会系の中で生きてきたであろう加藤としては、同じくらいの年でぽっと出の古代に生命を預けられるかという思いがあるのかなと。ともすれば叱咤激励のようにも見えるかもしれないけれど、そうではなくて、「俺はまだお前を認めていない」「お前がミスったらこの艦は沈む」という気持ちの現れだったと思っています。嫉妬心もあったのかもしれないですね。

――「2199」では青臭かったという加藤は、イスカンダルへの航海を経て「2202」ではどのように変わったのでしょうか。

細谷:やはり、(原田)真琴と結婚したことが最大の変化です。家族を大切にする夫、父親としての私的な面と、航空隊を率いる公人としての面とがハッキリ現れたことで「2199」に比べて、人間的な奥行きが生まれたと思います。群像劇だった「2199」では、あまりクローズアップされなかった、加藤の新たな一面が見えてきました。

――「2202」での加藤は、「愛の戦士たち」というサブタイトルに、とても縁のある役どころだと思います。

細谷:結婚は、わかりやすいですよね。また、家族と一緒に過ごしたいという“家族愛”も、共感できるところだと思います。真琴とは“男女の愛”で結ばれていますが、一方でふたりとも“ヤマトの仲間たちへの愛”ももっている。そんな中で、自分だけが先に幸せになったという負い目を感じている加藤は、仲間たちからの、あえてヤマトの出港を伝えないという“仲間たちからの加藤一家への愛”を感じて、葛藤してしまう。そんな、たくさんの“愛”のかたちを象徴するのが「2202」での加藤というキャラクターだと思っています。

――「2199」の加藤から、意識してお芝居を変えたりはされましたか。

細谷:同じ人間なので、「2199」からの延長上として演じています。ただ、僕の年齢的に、「2199」での青臭い加藤より、「2202」のドッシリとした加藤のほうが、近く感じることはありました。「2202」での加藤は、古代が感じている重圧や葛藤も理解できるようになったと思います。その証拠に、撃ち落としてきた敵であったガミラスのキーマンに対しても、古代の判断を信じて、ある程度寛容に接している。「2199」での過酷な旅路を通じて、正義感だけ、真っすぐさだけではなく、清濁あわせのむ度量を獲得した加藤だからこそ、親しみを感じることもありました。

――「2202」のこれまでの展開のなかで、お気に入りのシーンはありますか。

細谷:第四章は、デスラーが本格的に活躍するシーンです。第一章から第三章までだと、加藤が家族を地球に残してヤマトに参加するくだりが印象的です。加藤が家族の写真に向かってひとりごとを言うのがとても新鮮でした。家族をもったことで加藤が得た“弱さ”を垣間見ることができるシーンだと思います。加藤は守るものができたことで、人間的な厚みが増しましたが、それは“弱さ”を抱えることでもあるのだろうなと思います。

――ガトランティスのズォーダーも語っている“愛”がもたらす“弱さ”は、作品の大きなテーマのひとつですね。「2202」の物語のベースとなった「さらば宇宙戦艦ヤマト」での加藤は、壮絶な戦死を遂げる役どころでした。細谷さんは、「2202」の加藤が今後どうなるのか、ご存知なのでしょうか。

細谷:知らされていないんです。ヘビーな展開になっていくので、知らずにいたほうが演じやすいだろうという羽原(信義)監督のご配慮なのだと伝え聞いています。「2202」での加藤は、これまであまり目立った活躍はありませんでしたが、第五章以降は見せ場が多いというお話だったので楽しみです。

――アフレコの収録現場の雰囲気は、どのようなものでしょうか。

細谷:ベテランの方が多いので、とても落ち着いた雰囲気です。ただ、毎回20~30人ほどのキャストが集まる大所帯なので、椅子が足りなくなることがあるんです。そういうときは、僕は隅っこで、パイプ椅子に座るようにしています(笑)。

――第四章の上映を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

細谷:「2202」という新シリーズが制作できているのは、「2199」がファンのみなさまに受け入れられたということだと感じており、とてもうれしく思っています。「2199」同様、「2202」も硬派で骨太な、これまでの「ヤマト」シリーズの魅力を継承しながらも、絵柄やストーリーの魅せ方は現代的になっており、昔からのファンの方はもちろん、新しい世代の視聴者の方にも楽しんでいただけるようになっていると思います。そのために「2202」の加藤を、全力で演じようと思っておりますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。

作品情報

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇

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