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インタビュー 2018年3月30日(金)20:30

ブシロード木谷高明氏のエンタメ仕事術(後編) “勝ち組感”をつくるための広告手法 (2)

「カードファイト!! ヴァンガード」がテーマのラッピングトレイン

「カードファイト!! ヴァンガード」がテーマのラッピングトレイン

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――プロモーションが大事といっても、テンプレ的な宣伝ではなく、個人の思いがのっていることや、作品ごとに違った手法が求められたりしているのかなと思います。

木谷:そうですね。最初に新しいことをやってウケたら、それは付加価値が大きいわけですよ。でも、みんなすぐに真似していきますから、同じようなことをやっていくとテンプレ化していく。この前、年末年始に「スクフェス」と「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」(※以下「ガルパ」)をラッピングした山手線を、全部で52編成あるなか20編成を走らせたんですよ。それだけやると、ちょっとホームに立ったら2、3回見ることができる。今ごろいろいろな会社の宣伝部内で「あんなことができるのか」「いくらかかるのか」という話になっているはずで、だからこそ僕らはその次のことをやっていかなければ駄目なんですよ。
 交通広告って勝ち組感をつくれるんですよね。ただ、ちょっと打っても駄目ですよ。打つんだったらドーンと目立つようにやらないと。広告については、5月から夏あたりに、また新しいものをやろうと考えています。きっと「これマジ!?」って思うものになっていますよ(笑)。

――今の広告の話のように、これから先に「こんなものを仕込んでいます」というものがありましたら、お話できる範囲で聞かせてください。

木谷:「ヴァンガード」は5月ぐらいから盛り上げていきます。ほかの既存タイトルも、春から夏にかけて続々と新しい発表を行いますので楽しみにしていてください。新しいものでいうと、「トリモン」(※「トリプルモンスターズ」)というオンラインTCGは僕がやっている企画なんですが、オリジナルで試行錯誤しながらつくっていて、最近事前登録をはじめたところです。

――ブシロードさんは、アナログのカードゲームにこだわられている印象ですが、アプリでもやられるんですね。

木谷:デジタルのカードゲームでも、アナログに還元させることはできるんですよ。例えば、「ショップでガルパ」という、カードゲームショップで「ガルパ」を遊んでもらうキャンペーンなどをやっています。カードゲームでいうと、年末の「ガルパ」(※ヴァイスシュヴァルツブースターパック「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」)がメチャクチャ売れました。それはトレーディングカードの部分に着目したからです。カードゲームとトレーディングカードって重なっているんですが、最近はゲーム性ばかりに力を入れていたところがあった。そこで改めてレアリティなどにこだわってみようと考え、キャラや声優のサインカードをだしたら、買い取りにすごい値段がついてしまい、お客さんから「『ガルパ』の年末ジャンボだ」と言われてしまいました(笑)。

――(笑)。

木谷:こういうことをやるのも大事ですよね。今は絶対バブルなんですよ。

――そうなんでしょうか。

木谷:仮想通貨なども完全にその一角ですが、お客さんは熱狂したいんですよね。ビックリしたがっている。それも安心したがっていると同時にビックリしたがっているという贅沢な望みなんですけど、そういう気分があるんじゃないかと思っています。

――人材募集の話についてもうかがわせてください。学歴・国籍を問わず、下剋上も上等とTwitterに書かれていましたが、どんな人にきてもらいたいと思っているのでしょうか。

木谷:「学歴・職歴・国籍問わず」としたのは、そこにバーをもうけるのはおかしいからというだけの話です。僕がいちばん大事にしているのはパッションなんです。口ではなんでも言えてしまいますからね。だから、採用で重視するのは、適正検査・履歴書・面接の順番です。面接は事前にいくらでも練習ができるし、嘘もつこうと思えばつける。履歴書のほうがまだ本人のことが正直にでると思ってます。

――面白い順番ですね。普通だったら「面接で人間性を見て」というふうになりそうなものですが。

木谷:何が人間性ですか。演技がうまかったら、いくらでも面接を突破できますよ(笑)。経験上、適性検査にいちばん素がでて、履歴書にも意外とでます。写真ひとつとってもその人がでますから、どんな写真をはるかはすごく大事だと思います。以前までは、履歴書だけを見て面接をするかどうか判断していましたが、最近は適性検査までやってもらうことにしています。どんな履歴書が送られてきても適正検査とセットで見て、面接をするかどうか判断する。逆にいうと、この2つで9割以上決まってしまいます。

――最初に言われたパッションは、面接で見るというより、履歴書で見るのですか。

木谷:人によっては、適性検査の数値をみて、面接をする前から採ると決める場合もあります。僕が参考にしている適性検査は本当にすごくて、100パーセント近く当たっている実感があります。いい大学をでているにこしたことはないし、その部分の認識はしますが、どんなにいい大学をでていても要は総合力の問題ですからね。適性検査の結果が悪ければ、いい大学をでていても面接はしません。

――木谷さんがそれほど重要視する適性検査とは、どんなものなのでしょうか。私が就職試験でうけた適性検査のイメージでいうと、そこまで検査の結果が大事なのかと思ってしまいます。

木谷:マイナーで、あまり出回っていないものです。メジャーなものは対策がすぐ出回るから駄目なんです。

(C) 新日本プロレス

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――今日は長時間のお話ありがとうございました。最後に、今年のブシロードの注目ポイントについて聞かせてください。

木谷:注目ポイントはいろいろあるのですが、今年の僕のテーマは「共感と協力」です。お客さんに共感してもらい、協力していただくということですね。マスな広告をきっかけに、個人発のSNSなどの声を集めて、ひとつの大きなプロモーションにしていかなければいけない時代だと思っています。みんなで盛りあがれて楽しめる、自社オリジナルのコンテンツをつくり、皆さんの共感と協力をえることで、どんどん世の中にだしていきます。あと、今日の話にはでてきませんでしたが、今すごくブレイクしているのが新日本プロレスなんですよ。1月4日の東京ドームの試合はTwitterトレンドの世界一になりましたし、3月25日に行われるロサンゼルスのロングビーチ大会のチケットは10分で完売しました。これだけいろいろなコンテンツがきているのは人生はじまって以来のことで、今年が人生でいちばん忙しい1年になりそうです。

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BanG Dream!

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