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ニュース 2018年8月22日(水)12:00

尾野真千子「ちいさな英雄」でプレスコに初挑戦「声優さんは超すげえ」

登壇した尾野真千子

登壇した尾野真千子

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「メアリと魔女の花」を製作したスタジオポノックによる短編アニメのオムニバス映画「ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間」の完成披露試写会が8月19日、東京・品川ステラボールで行われた。

3作品で構成され、「メアリと魔女の花」の米林宏昌監督の「カニーニとカニーノ」から木村文乃鈴木梨央、百瀬義行監督の「サムライエッグ」から尾野真千子篠原湊大坂口健太郎、山下明彦監督の「透明人間」から田中泯が舞台挨拶に登壇した。

米林監督は、カニの兄妹の冒険を描き「言葉のある話を考えたら長編になりそうだったので、ゼスチャーで気持ちが伝えられるようにした」とセリフを極力排し“カニ語”を考案。兄のカニーニを担当した木村も、「やってみたら、伝えたい気持ちがあれば言葉の形はいらないと思った」と満足げだ。

だが、「アドリブが多くて、どうするか皆で相談しながらでしたが、大人が頭を突き合わせてカニ語を考えるシュールな現場でもあった」と告白。妹カニーノを演じた鈴木は「2人でアフレコをして、気が付いたら2時間くらいたっていた。あっという間でした」と笑顔で話した。

「サムライエッグ」のママ役の尾野は、絵がない状態で声だけを先に録るプレスコに挑戦。「よく分からないやり方で、とても苦労した。声優さんは超すげえなと尊敬しました」と苦笑いで振り返った。

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エンディングテーマ「ちいさな英雄」を歌う歌手の木村カエラも登壇。「まっすぐで明るく、見終わった後に口ずさんで帰る曲を意識して言葉選びをしました。親子で見てほしいというプロデューサーの願いもあって、子どもが泥んこでも抱っこできる親ならではの無償の愛、育てていく喜びを表現できればと思った」という同曲をライブで披露した。

「ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間」は当初、4作品を予定していたが、その1本を手掛けるはずだった高畑勲監督が今年4月に死去。西村義明プロデューサーは、「監督たちは、高畑さんの背中を見て育ったので、教えられたことに恥じない作品にしたかった。作り手が自信を持たないと見せられません」と豪語した。8月24日から全国で公開される。

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