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インタビュー 2019年7月18日(木)20:30

松岡禎丞と逢坂良太が語る「ダンまちll」の共感ポイントと、アポロンのギャップ演技裏話 (2)

(C) 大森藤ノ・SB クリエイティブ/ダンまち2製作委員会

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――ベルと女性との関係性も、本作の魅力だと思います。なかでもヘスティアについては、気になっている方も多いはずですが、2人の関係性は第2期で進展などあるのでしょうか。

松岡:ベル君って、常に一線を引くんですよね。神様だからというのもありますし。あとはアプリゲームの「メモリア・フレーゼ」でも、ふたりがどうやって出会ったのかというくだりをやったんですよ。あれを見ると、ベル君が神様に対してそういった感情を抱いたとしても、たぶん恩義のほうを優先すると思うんですよね。ただベル君は、さきほどお話した精神的な強さ以外に、肉体的な強さも持ち合わせはじめているので、神様という存在を守るという意識は、ものすごく強くなっていると思います。

――第1話でヘスティアのことをバカにされたときに「取り消せ!」とベルが叫びます。このセリフを聞いて、ベルの神様に対する思いが、これまでと少し変わったのかなと思いました。

松岡:やっぱり人間的にも強くなってきましたし、今は仲間もいますので。だから少し意識も変わって、ああいうことも言えるようになったんだと思います。

(C) 大森藤ノ・SB クリエイティブ/ダンまち2製作委員会

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――第1話で印象的だった言葉やシーンがあったら教えてください。

松岡:「取り消せ!」と言って、そのあと酒場でベル君がぼろぼろにされるあたりですかね。上には上がやっぱりいるんだなと如実に感じました。だって第1期のラスボスであるゴライアス戦であんなに必死こいて戦い抜いたのに、今回冒頭でボコボコじゃないですか。それを言ったらオッタルなんて雲の上の存在ですよね。本気でぶん殴られたら「北斗の拳」の敵役みたいに、死んでいることにも気づかないでしょう(笑)。
 あのシーンは、ベル君が自らの気持ちで人と戦ったという意味でも印象深いです。これまでなし崩し的に戦わざるを得なかったことはありましたが、今回は完全に自分の意志で敵意を向けましたから。

――しかも、舞台は第1期の第1話でバカにされて逃げ出した酒場で、そういう意味でも気持ちの変化があったことがうかがえます。逢坂さんは、どんなシーンが印象に残りましたか。

逢坂:松岡さんの話にも通じるところですが、この作品って、かわいい絵柄のわりに本当にボコボコにされるなと。「ここまで傷つく?」というぐらいまでいきますよね。ダメージを受ける表現がアニメ的じゃなくて、芝居もふくめて現実に近いから、見ていて痛々しいんですよね……まあ、けしかけているのはアポロンなんですけど(笑)。酒場のシーンはまだ拳と拳ですが、剣で斬りあったらどういう表現になるんだろうと。

松岡:一度腕がなくなりかけたことあったよ。

逢坂:マジで?(笑)

松岡:バックラーがなかったら、たぶんミノタウロス戦でそうなってた。

逢坂:へえ……。そんなファンタジーとは思えないようなリアルな表現が、僕としてはとても印象に残りました。

――アポロン自身の芝居で、印象に残っているところはありますか。

逢坂:やっぱり、第1話で宣戦布告するところですよね。見せ場ですから。絵もすごかったので、それに負けないぐらいの大げさな表現にしようと思いました。

(C) 大森藤ノ・SB クリエイティブ/ダンまち2製作委員会

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――舌なめずりをするようなお芝居がありますよね。

逢坂:あそこを「気持ち悪い」と思ってもらえれば、アポロンにとっての勝利です(笑)。あの演技は自分のなかでもポイントになっていて、本来であればアイスをなめるぐらいの音で終わらせるところを、絵柄以上のものにしようと、舌なめずりとは別のものに聴こえるぐらい振りきってやってみました。もし、あの演技でNGがでたらもう少し抑えたと思いますが、そのままでOKがでましたので。

――アポロンの今後の見せ場は、どんなところになるでしょうか。

逢坂:アポロンはそもそもあまり戦わないので、戦闘的な見せ場はそんなにないのですが……。そうですね、ヒュアキントスとの関係性はちょっと注目してもらえればと思います。というより、自分が気になるポイントなんですよ。ベルのことは恋愛感情的な意味で好きなんだろうと思うのですが、今までのアポロン・ファミリアにいる子どもたちに対して、どういう感情で仲間にしたんだろうと。特にヒュアキントスからは盲信的な信頼があるので、どういう関係なんだろうなって思うんです。

松岡:ベル君に対して「アポロン様に寵愛(ちょうあい)を向けられる貴様が憎くてしょうがない」みたいな感じのことを言うよね。

逢坂:うん、それぐらい嫉妬するのでそういう関係だったのかなって、いろいろ思ったりするんですけれど。

松岡:今回のベル君みたいに、力でぶんどってきたのかもしれないっていうのは感じるよね。特に今後登場するカサンドラあたりはご愁傷様というか……。むりやりアポロン・ファミリアに入れられたのかなと。

逢坂:カサンドラとダフネはそんな感じするよね。対ベル用の、あのおかしな顔をしたら、あまり入ってくる人はいないだろうなと思うんですが(笑)。ちょっとそのあたり、大森(藤ノ)先生に聞いてみたいですね。

松岡:ヒュアキントスとアポロンの絡みは想像したくないな(苦笑)。

――最後に、第2期の見どころについて松岡さんからお願いします。

松岡:第2期はアポロン・ファミリアとのウォーゲームが序盤のポイントになるのですが、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかll」というタイトルどおり、今回もダンジョンを介しての人との出会いがベルの力になっていきます。これまでベル君がつちかってきた人脈がしっかりと活きてくるさまに、注目していただきたいです。

――各キャラクターのファンも楽しめそうですね。

松岡 はい。キャラクターといえば、キービジュアル第2弾に、アポロン・ファミリアのなかにはいない人物がいることにお気づきでしょうか。彼女をはじめ、新しい神々がどこででてくるのかをドキドキしながら待っていただけたらなと。みなさまのご期待に応えられるようキャスト一同、精いっぱいがんばっていきます。

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