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ニュース 2020年3月23日(月)12:00

「るろうに剣心 最終章」雪代巴役は有村架純 佐藤健「美しく、儚い時間を過ごした」

剣心の頬の“十字傷”に深く関わる雪代巴

剣心の頬の“十字傷”に深く関わる雪代巴

(C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

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女優の有村架純が、「るろうに剣心」シリーズの完結編「るろうに剣心 最終章 The Final」「るろうに剣心 最終章 The Beginning」に出演していることがわかった。有村が演じるのは、かつて剣心の妻だった雪代巴(ゆきしろ・ともえ)。今回の発表に伴い、ビジュアルも初披露されている。

佐藤健と大友啓史監督がタッグを組み、和月伸宏氏の人気漫画を実写化した同シリーズ。「るろうに剣心」「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」に続く“最終章”は、原作・アニメにおける「追憶編」と「人誅編」をもとにした物語。「るろうに剣心 最終章 The Final」では縁(新田真剣佑)との死闘をとらえ、剣心(佐藤)の“十字傷”の秘密を明かす「るろうに剣心 最終章 The Beginning」へと続いていく。

有村が演じる巴は、人斬り抜刀斎時代の剣心が、唯一心を許した相手だったのにもかかわらず、その手で斬殺してしまった妻だ。巴は剣心の頬の“十字傷”に深く関わっており、「The Final」で縁が剣心に復讐を仕掛ける理由とも関係している。プロデューサーの小岩井宏悦氏は「雪代巴のキャスティング、いよいよその時が来たかと言うのが正直な感想でした」「クールな表情の下に沸き立つような愛憎を秘めた完全無欠のヒロイン。みんなの思い入れが強過ぎるこの役は、全員一致で“有村架純”さんに託されました。華があるのに儚げな彼女の存在感そのものにみんなが“雪代巴”を見たのです。作品を見てもらえれば、間違いなくその“ヒロイン力”にみなさん圧倒されると思います」と唯一無二のキャスティングだったようだ。

有村は「1作目から原作ファンの方や映画ファンの方からすごく大切にされている作品ですし、健さんやキャストの方、監督やスタッフの皆さんが大切に作られている作品ですので、嬉しい思いもありましたが、同時に大きなプレッシャーも感じました」と胸中を吐露。「佐藤さんと撮影現場でお話した際に、『本当に大切に思っている作品で、7年前の“るろうに剣心”の始まりの役づくりは巴からスタートしている』とお話されていて、7年間ずっと巴がベースにあって、今の剣心が出来ているという、その言葉の重みを深く受け止めました。どれだけ“るろうに剣心”を愛しているのかというのはひしひしと隣にいて感じました」と語っている。

「パート1の撮影初日、鳥羽伏見の戦いで新時代の来訪を悟った時、志々雄真実が目の前で自らの愛する女性を斬殺した時、僕は剣心としての自分を見つめ直そうとする度に、巴を想い、深呼吸をして本番に臨みました」と振り返る佐藤。「The Beginningの撮影初日、僕の中に7年間内包されていたものが、突如実体を持って目の前に現れました。巴として初めてお会いするはずの有村さんに、どうしようもない懐かしさを感じました。それからの撮影の日々は、辛く悲しくありながらも夢のようで、今思い返しても、あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません」と思いの丈を述べている。

大友監督は「『人斬り抜刀斎』として幕末の京都をうごめいていた時代。剣心の孤独に光を灯したのが、雪代巴でした。運命に導かれ、心の奥底に秘めた複雑な感情に突き動かされていくこのヒロインは、演じるのに決して簡単な役ではありません」と説明。「3月のライオン」(前編&後編)以来のタッグとなった有村について「彼女なら、真っ白い心で、この役を、孤独な二つの魂の、燃えるような邂逅の物語を一緒に走ってくれるのではないか。悲劇的な憂いの中に、強い意志と限りない優しさを帯びて。これだけドラマチックなヒロインにはめったにお目にかかれません」とコメントを寄せている。

「るろうに剣心 最終章 The Final」は7月3日、「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は8月7日から全国公開。

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