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インタビュー 2020年8月21日(金)19:00

「ギヴン」“大人組”中澤まさとも&江口拓也&浅沼晋太郎、濃密な恋を紡いで知ったお互いの魅力 (2)

大人になると、恋愛は複雑になる?

――テレビシリーズでは、立夏と真冬の高校生らしい恋が見られましたが、映画では「報われずに苦しい思いをするけれど、どうしても好きだ」という“大人の恋”が描かれます。彼らの恋を目にして、感じたことはありますか。

浅沼 経験を積んだ大人だからこそ、複雑にしてしまうことってありますよね。いろいろなことを知ってしまったからこそ、相手の邪魔になりたくないと思ったり、相手に対して劣等感が生まれたり。例えば「相手を思うあまり、身を引く」とか、子どもの頃ならばあまり考えませんよね。大人になると向き合わなければいけないものがたくさんあるから、“好き”という感情を複雑にこねくり回してしまうのかもしれない。

中澤 大人の恋愛では、“きちんと別れられること”も大事なのかなと思います。ぶつかり合って「お前とはもうやっていけない!」と別れるのではなく、お互いの事情を知った上で「それならば一緒にいない方がいいかもしれないね」と終わらせるのもひとつの恋愛の形。“好き”という感情だけではなくて、その先にある“一緒に生きていきたい”をかなえるためにはなにをしなければいけないのかを考えることが、大人の恋愛なのかなと思います。

浅沼 彼らだって“大人組”と呼ばれているけど、まだまだ大人ではないしね。40代の僕ですら、まだ“無償の愛”みたいなものにはたどり着けていないし……。

江口 これはどんな恋愛でもそうだと思うんですが、「この人は替えがきかない存在だ」と思って一緒にいるものだと思うんです。替えがきかない存在だからこそ、付き合ったことがゴールではなくて、きちんと向き合ってみないといけないんだなと。また、彼らの恋愛を見ていると、好きだからこそ、近くにいるからこそ、発することができない言葉ってあるんだなと感じて。その言葉を伝えられていたら違う関係になっていたかもしれないけれど、その可能性があるからこそ、伝えることができない言葉もある。人間ってすごく複雑だなと思います。

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