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インタビュー 2020年9月10日(木)19:00

「映画クレヨンしんちゃん」神谷浩史が明かす、役へと導いた“つながり”や“受け継いだもの” (2)

しんちゃんとぶりぶりざえもんは相棒で分身
キャスト間で受け継がれてきたもの

――演じるうえでの心境の変化をお話ししていただきましたが、この4年間「ぶりぶりざえもんを演じるうえで変わらないこと」はありますか?

「しんちゃんの分身である」「しんちゃんの相棒である」という部分は、受け継いだものを変えずに、ずっと意識しているように思います。ぶりぶりざえもんが再びしゃべるようになった時、(前任のしんのすけ役の)矢島晶子さんが「神谷くんがぶりぶりざえもんをやってくれてうれしい」と言ってくださって。ぶりぶりざえもんはしんちゃんが生み出したキャラクターだから、ある意味、分身みたいな存在であるということを、僕は晶子さんから受け継いだ気がするんです。

その後、晶子さんが降板されて、(現しんのすけ役の小林)由美子が新しく来た時に「よろしくね。ぶりぶりざえもんはしんちゃんの相棒だからさ」という話をしました。晶子さんから受け継いだものを、由美子がしんちゃんになった時に伝えたんです。

――どのタイミングで、小林さんとお話をされたのでしょうか。

由美子がしんちゃん役に決まった時に、現場でたまたま会って、そういう話になりました。僕もぶりぶりざえもんをやらせていただくようになって日が浅かったので、「こういう思いで、一生懸命がんばろうね」みたいな話をしましたね。

「ついにきたか」
ぶりぶりざえもん劇場版登場に抱いた思い

――劇場版への出演を知った際の心境、台本の印象はいかがでしたか?

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2020

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「ついに、ぶりぶりざえもんとして劇場版に出させていただけるんだ」という感慨がすごくありました。ぶりぶりざえもんの声を任せていただいてから「そのうち劇場版にもお声がかかるのかな」という期待はしていたので、ついにきたかと。キャラクターの特性上、大きな役割を担うことになるだろうなとは思っていましたが、キービジュアルにでっかく(ぶりぶりざえもんが)描かれていたので、「これ、本当にメインで出てくるんじゃないの!?」と驚きました。

ぶりぶりざえもんというキャラクターは、しんちゃんが描いたラクガキから派生しているということもあって、他のキャラクターとあまり絡めない、基本しんちゃんとしか絡めないし、ぶりぶりざえもんが出てくるとどうしても“ぶりぶりざえもんの話”になってしまうんです。でも今回は、ちゃんと意味のある形で現実世界に登場して、しんちゃん以外のキャラクターとも遭遇するという、今までにない展開の脚本でした。

――今作は、地上のラクガキをエネルギーにしている王国「ラクガキングダム」の進撃から春日部を救うため、しんのすけら“ほぼ4人の勇者”が活躍します。作品全体の印象はいかがでしたか?

実は、台本を読んだ時点で「すごく面白いな」と思いました。アフレコしている時もやっぱり面白くて、実際に完成したものを見た時も「やっぱりこれ、ずっと面白いな」という印象でした。全部がうまいこと組み合わさって、最初から最後までみんなが見たいものを見せてくれる、期待を裏切ることが一切ない。もちろん意外性やお約束もありますが、それが無理のない形で入っている。最初から最後までずっと面白い、見ていて気持ちの良い作品です。

作品情報

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 4

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