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ニュース 2021年11月19日(金)12:00

ルカ・グァダニーノ製作総指揮「白いトリュフの宿る森」22年2月公開 予告編は津田健次郎がナレーション

批評家たちの間で「異彩を放つドキュメンタリー」として話題になった

批評家たちの間で「異彩を放つドキュメンタリー」として話題になった

(C)2020 GO GIGI GO PRODUCTIONS, LLC

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「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督が製作総指揮を務め、世界中の映画祭で話題を呼んだドキュメンタリー「The Truffle Hunters(原題)」が、「白いトリュフの宿る森」の邦題で、2022年2月18日に公開されることが決定。あわせて、声優の津田健次郎がナレーションを務めた予告編、日本版ポスターが披露された。

本作は、第36回サンダンス映画祭で披露されたことをきっかけに、批評家たちの間で「異彩を放つドキュメンタリー」として瞬く間に話題となった作品。第73回カンヌ国際映画祭、第45回トロント国際映画祭のほか、テルライド、ニューヨーク、テッサロニキ、トリノ、サン・セバスティアン、台北など数々の国際映画祭で正式上映された。

その評価は高く合計20部門にノミネートされ、史上初の快挙となる第73回全米監督協会賞と第35回全米撮影監督協会賞の同年同時受賞を果たした。さらにアカデミー賞の前哨戦のひとつとして知られる第92回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞のTOP5ドキュメンタリーにも選出されている。

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世界で最も希少で高価な食材「アルバ産の白トリュフ」。その名産地である北イタリア、ピエモンテ州で、写真家のマイケル・ドウェックは、夜になると森に白トリュフを探しに出てくる、まるで妖精のようなおじいさんたちがいる……というささやかな言い伝えを耳にしたことから、本作の映画製作は始まった。

栽培は行われず、どのように、なぜそこに育つのか解明されていない白トリュフ。危険のつきまとう森の奥深く、老人たちは犬と共に、まるで宝探しを愉しむように、何世代にも伝わる伝統的な方法で白トリュフを探し出す。気候変動や森林伐採により供給量が減り、トリュフ探しの極意を誰もが求めるなか、彼らはトリュフが実る場所を、長年連れ添った妻や友人にさえ明かさない。ドウェックは約3年間にわたり彼らの生活に入り込み、信頼関係を得たうえで貴重な撮影に成功。映し出されるのは、彼らの大地に寄り添い、時の流れが止まったような、純粋で、美しい暮らしだった。

津田健次郎

津田健次郎

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予告編では、津田の優しい声が、まるでおとぎ話のような秘密の世界へと誘う。津田は本作について「そこは老人達と犬だけが知っている秘密の森。希少な白トリュフを狩る老人達の静かな生活を淡々と描く御伽噺の様な世界。老人達と犬その家族の物語は微笑ましく、時に深刻でもある。穏やかな田舎の風景、彩り豊かな深い森が心に沁みる。優しい映画です」とコメントを寄せている。

「白いトリュフの宿る森」は、2022年2月18日からBunkamuraル・シネマほか全国公開。

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