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ニュース 2023年4月19日(水)22:00

任天堂・宮本茂、マリオは「やっと人間になった」 映画「スーパーマリオブラザーズ」に手応え

(左から)西野七瀬、クリス・メレダンドリ、宮本茂、有野晋哉、濱口優

(左から)西野七瀬、クリス・メレダンドリ、宮本茂、有野晋哉、濱口優

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「スーパーマリオブラザーズ」の世界をベースにした長編アニメーション映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のジャパンプレミアが4月18日、都内で行われ、製作を務めた任天堂株式会社 代表取締役フェローの宮本茂氏、イルミネーション最高経営責任者のクリス・メレダンドリ氏らが登壇。北米で大ヒット中の本作の裏話を語った。

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イルミネーションと任天堂が共同で制作する本作は、「ティーン・タイタンズGO! トゥ・ザ・ムービー」でタッグを組んだアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニックが監督、「レゴ(R) ムービー2」「ミニオンズ フィーバー」のマシュー・フォーゲルが脚本に起用され、監督らはプレミア会場にも姿を現した。北米を含む一部の国と地域では4月5日から公開され、公開5日間の世界累計興収は3億7700万ドルを記録。現在は累計6億9296万8890ドルに達している。

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この日はアンバサダーを務める西野七瀬、マリオファン代表として「よゐこ」の濱口優、有野晋哉も登壇した。

2014年に出会ったという宮本氏とメレダンドリ氏。ゲームと映画の作り方への思いが似ていたことから意気投合したそうで、映画作りが動き出したという。大ヒットを受けて、宮本氏は「僕にとってはアニメーションデビュー。こんな派手にやらせていただいていいのかという思いもありますが、クリスさんのおかげです」と感謝する。

本作の完成度について、宮本氏は「大きなスクリーンにマリオが出てきてどうなるのか心配していました。40年ほど前に8ビットで描いていた漫画のような平面が、ニンテンドー64で3Dになってだいぶ進化したけれど、まだパペットのような感じだった。今回やっと人間になったという手ごたえを感じてます」と自信をにじませる。

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また、西野からどういう話をしながら映画を作っていったのか聞かれると「僕らは真面目なので」と前置きしたうえで、「ゲームを大好きな人を裏切らない、ゲームを知らない人が見ても面白いようにと。どうしようかいろいろ練って、結論はリビングで(ゲームをした)家族みんなが楽しい時間を過ごしたように、劇場に来てみんなが楽しい時間を過ごせるものを作ろうとなった。仕上がってみたらゲームに沿っているんです」と胸を張る。

さらに、「マリオを大好きな人たちが見て、これは俺の知っているマリオだって言ってもらうこと。スクリーン上でちゃんと人として動いているか感じてもらう」とこだわりを明かし、メレダンドリ氏も「ほとんどすべての要素について話し合いました。デザイン、アニメーション、音楽やストーリーなど、ほとんどすべての要素について話し合いました」と振り返った。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は4月28日から全国公開。日本語版では宮野真守がマリオの声優を務めている。

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