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ニュース 2026年4月8日(水)20:30

【午前十時の映画祭16】「AKIRA」が初動3日間で7756人動員、映画祭歴代第1位に 氷川竜介、藤津亮太からコメント

「AKIRA」

AKIRA

(C) 1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

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4月3日に開幕した「午前十時の映画祭16」で、オープニングを飾った「AKIRA」(1988年/大友克洋監督)が初動3日間で7756人を動員、これまで第1位だった「タイタニック」(第9回)を抜いて初動3日間・映画祭歴代第1位となった。15回の累計動員は650万人を突破している。

AKIRA」は、公開から30年以上経った今もなお、世界中のクリエイターに多大な影響を与え続けているアニメーションの金字塔だ。今回、4Kの高画質と音響で、ネオ東京のサイバーパンクな世界観を大スクリーンで堪能できる貴重な機会とあって多くの観客を動員した。

AKIRA」は4月16日まで上映され、続く4月17日~30日の上映作品は「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(1995年/押井守監督)の上映となる。2作品とも独自の世界観と最高峰の作画技術で世界に影響を与えた作品であり、今回の劇場上映は長年のファンにとっても、初めて劇場で観る世代にとっても、待ちに待った上映と言える。

「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」

「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」

©1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT

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この2作品について、今、映画館で観ることの価値についてアニメーション作品に知見が深い専門家2人がコメントを寄せた。

■氷川竜介氏(ZEN 大学教授/アニメ研究家)
【人間性の革新を先取りしたアニメ映画】
生成AIの急速進化が「人の行く末」を揺さぶる西暦 2026年、「AKIRA」と「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の劇場公開には大きな意味がある。「映画館の闇」の中で両作品を体感すれば、映像世界に宿った予見性がさらなる未来像を触発するからだ。

電子技術が急速に発展した 20 世紀末に情報環境は激変し、高密度化していった。中でもネットと移動体通信の普及と融合は、人の意識や存在意義にも影響をあたえ始める。その変化を巧みに映像へ投影したのがこの2作である。

AKIRA」は「新しく手にした力」が人を制御不能な怪物へと変貌させる可能性を突きつけた。

「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」は「ゴースト」の概念を通じて、人の存在意義と本質を照射した。両作が「日本アニメの海外評価」を確立した理由は、人類が抱き始めた不安と恍惚を世界に先がけて映像化したからなのだ。

時代とリンクして世界の最先端をビジュアル化した両アニメ映画は、今や〝古典〟として人の生きる情報満載の世界の行く末を考えさせる存在へと高まったのである。

■藤津亮太氏(アニメ評論家)
【未来へのヒント】
「マーズ・エクスプレス」のジェレミー・ペラン監督は個人的印象と前置きしながら、「AKIRA」(1988)から「パプリカ」(2006)までを(日本アニメにおける)「ひとつの時代」と語った。つまり 2026 年に映画館で「AKIRA」と「GHOSTIN THE SHELL 攻殻機動隊」(1995)を見るということは、この「ひとつの時代」を体感することにほかならない。

正確な空間感を念頭においた演出。それを支えつつ質感と空気感を描き出す美術。その空間の中に息づく、存在感あるキャラクター。そういった美意識がこの時代に確立された。この2作を映画館で見れば、それをダイレクトに体で感じることができる。未見の方は是非。未来へのヒントは常に過去にあるものだから。

「午前十時の映画祭16」はTOHOシネマズシャンテほか全国68劇場で約1年(~2027年3月18日)、全50週にわたって開催される。

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AKIRA

AKIRA 3

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