2026年4月17日(金)19:00
「黄泉のツガイ」小野賢章&中村悠一が“衝撃のはじまり”に感じたこと 現場で飛び出した“左右様”仰天アドリブも告白

(C)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX, Project TSUGAI
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「鋼の錬金術師」などで知られる荒川弘氏の最新作をテレビアニメ化する「黄泉のツガイ」の第3話が4月18日に放送される。驚きの連続だった1話と2話。ユル役の小野賢章とデラ役の中村悠一は“衝撃のはじまり”をどのように演じ、完成映像を見てどんなことを感じたのか――。
本作のアニメーション制作は、アニメ「鋼の錬金術師」と同じくボンズが担当。1話から迫力のアクションが展開され、そのなかでもふたりが注目していたのはツガイによるバトルシーン。また、ユルのツガイである左右様の印象については「左右様の髪って白と赤なんだ」「紅白だったね」と笑い合い、アフレコでは驚きのアドリブもあったという。いよいよ第3話からはユルの下界での生活がはじまる――今後の注目ポイントや「毎週話題になりそう」だというツガイキャストも教えてくれた。(取材・文/編集部)
■アニメーションになって「世界観がより明確に」 ツガイバトルは“攻めた描写”もあってインパクト大
――1、2話をご覧になって、率直な印象はいかがでしたか?
中村 原作漫画が忠実に映像化されているなと感じました。ただ漫画は基本モノクロで読んでいたので、「左右様が派手」というイメージは持っていなかったので、「そういう色だったんだ」という新鮮さがありました。
小野 僕もそこは印象的でした。特に「左右様の髪って白と赤なんだ」って(笑)

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中村 紅白だったね(笑)。カラーページで色がついた状態を見たことはあったのですが、アニメで色つきの映像を見たことで「こういう色味なのか」とはっきりとイメージできたように思います。
小野 カラーがついたことで、世界観がより明確になったように感じました。中村さんもおっしゃった通り、表紙やカラーページで色がついた状態を見ていたはずなのに、「こんな色だったんだ」と新鮮に感じて、強く印象に残りました。

(C)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX, Project TSUGAI

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中村 あとは、絵がすごくきれいでした。(アニメーション制作が)ボンズさんですから、そこは当然なのかなとは思いつつ、また、映像に音楽がついて「こういうテイストの音なんだ」という新鮮さがありました。アフレコの時は、絵があるところもあるので、なんとなくの雰囲気はつかめますが、音楽は完成するまでわからないので、そこは印象に残りました。
――アニメ「鋼の錬金術師」と同じくボンズ制作ということで、バトルやアクション描写も楽しみにしていましたが、そのあたりはいかがでしたか?
小野 ツガイたちのバトルがすごく迫力がありましたね。アニメならではのエフェクトもありました。見る方によってはショッキングなシーンかもしれませんが、ガブちゃんのツガイのガブリエルが“ガブガブする”シーンはかなりインパクトがありました。

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――姿が見えないところからいきなり噛みついてくるという場面は、アニメで見ると迫力倍増でしたね。
小野 なかなか攻めている描写でしたね。
中村 ツガイが戦うシーンは、パワフルなので特に印象に残るよね。デラは走って銃を撃って、手りゅう弾投げるくらいなんで(笑)
小野 (笑)

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中村 そう考えると、やっぱり左右様が出てきて、ツガイ対ツガイの戦いが始まると、動きがより強くなるというか、より一層派手になるなって感じますね。
――その一方で、ユルの戦闘シーンはまたちょっと違った雰囲気でしたね。
小野 ユルの戦い方は狩人色がかなり強くて、緊張感がありました。相手の機動力を削いでから仕留めていくという戦い方で、実際に狩りをするならそういった戦法なのだと思いますが、アニメのバトルシーンとしてはとても新鮮でした。
■小山力也&本田貴子がパワーを注ぐ左右様 アフレコでは徐々にアドリブも飛び出し…

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――先ほども話題に出た左右様ですが、右役の小山力也さん、左役の本田貴子さんの声が入ったことで、印象に変化はありますか?
小野 声が入ったことによって、より頼もしく感じる、頼りがいがあるように感じます。「あ、この2人負けなさそう」と言いますか(笑)
中村(笑)
小野 アフレコでは、お二人の力強さというか、持っているパワーが(キャラクターに)反映されているなと感じています。
――個人的には、小山さんがいらっしゃる現場は、にぎやかで楽しそうだなと想像しています(笑)
小野 実は、小山さんは現場では静かです(笑)
中村 求められているところ、やるべきところで盛り上げてくださる方なので、日常的に常ににぎやかなわけではないです(笑)。それで言うと、アフレコ中は盛り上げてくださって、最近アドリブがすごいよね?
小野 すごいですね(笑)
中村 多分、左右様を演じるのが楽しくなってきているのだと思います。あれだけベテランのお二方であっても、最初の頃は音響監督さんからの指示を受けてチューニングして……と、いろいろなことを考えて役作りされていたと思いますが、徐々に「こういうことを(セリフのなかに)挟んでみよう」という風になってきたのかもしれません。特に小山さんは、カットされる可能性のあるアドリブがだいぶ増えてきました(笑)
小野 (笑)
中村 (演じながら)振り返って、しゃべりかけてきた時もあって、「なんで振り返るんだろう」みたいな(笑)
小野 ありましたね(笑)
――その自由な感じも右様っぽいですね(笑)

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小野 あとは、今後登場してくるキャラクターの声優さんも本当に豪華です。180度どこを向いても、聞いたことのある声が聞こえてくるみたいな状態になっています。
中村 昨今の作品のなかでは(キャストの)平均年齢の高い現場だと思います。僕の年齢だと、アニメの現場では上の方ということがよくありますが、「黄泉のツガイ」では僕でも真ん中くらいです。キャリアも実力もある賢章くんが主役をやっているから、そことのバランス感をみて、全体のキャスティングがされているのかもしれません。
小野 僕ももう30代後半ですから(笑)
――小野さんとしては、ベテランの方が多い現場の座長を務めることに、緊張感はありますか?
小野 先輩方が休憩時間から和やかな雰囲気を作ってくださるので、緊張はあまりしません。緊張する空気はないけれど、始まったらしっかりやるという、本当に良い雰囲気でアフレコができています。
■ユルの言葉に込めた「安心させる力強さ」 デラの“息抜き”としての役割

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――1、2話の中で、特に力が入ったシーンやセリフはありますか?
小野 オーディションの時も演じたシーンなのですが、偽のアサが「おつとめ」しているところに、ユルが狩りから帰ってきて「俺は絶対にこの村を出ない」と言うシーンです。あのセリフは、「安心させる力強さ」みたいなものをしっかり言葉に込められたらいいなと思っていました。
――1話序盤のシーンですね。
小野 その後のユルは、自分が今どういう状況にあるのかわからないまま、いろんなことに巻き込まれていきました。常に頭の中に「なんで?」があるような状態で物事が進んでいくので、そこはもう力の入りようがないといいますか。厳密には、声自体に力は入っているし、声量は出ていますが、そこにユルの確信的なしっかりした思いがないんです。
――確かに。ユルとしては、まったく何もわからない状況だから、意思の示しようがないですよね。
小野 1、2話はそういうシーンがほとんどで、誰もユルに事態を説明してくれないので、理解して納得したうえで行動することができないというフラストレーションがあるシーンが多かったです。だからこそ、アサとのシーンでは、妹を安心させる言葉の伝え方みたいなところを、丁寧にしっかりと伝えなきゃいけないと思っていました。

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――デラはいかがですか? 1、2話ではまだ人間性までは見えてこない印象も受けましたが。
中村 まだ謎の人ですよね。ただ作品全体を通しての立場的なところは意識していて、音響監督の若林(和弘)さんもおっしゃっていたのですが、全体的にシリアスな人が多いので、視聴者の息抜きになるようなポイントが、デラやハナだったりします。息抜きになるコメディ要素みたいなものを足さなくてはいけないので、1、2話ではそういった部分の塩梅や度合いに気を使っていました。なので、実際に1、2話を見た時には「なんかデラ以外は真面目だな」って感じました(笑)。厳密にはデラも真面目なので、真面目だけどちょっと軽口が叩ける人ですかね。
小野 ユルとしては、息抜きどころじゃない状況でしたからね。
中村 そういう意味では、2話で印象に残っているシーンがあって。車で下界に向かう時に街の夜景が見え始めたシーン。あそこって、ユルの立場だったら、今までみたことがない光景なわけだから大騒ぎすると思ったのですが、表情に変化はなくてぼーっと見ていました。あれって、そういうことに対してリアクションができるような頭じゃない、全てに混乱して何もわからない、整理もつかないという描写なんだと思って。

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小野 実際、僕の心情としても、やっぱり1、2話が一番疲れました(笑)
中村 (笑)。でも、もうちょっとしたらユルでもそういう息抜きのシーンが出てくるよね。ユルのずれているところが面白い、みたいな。
――そのあたり、小野さんのオススメのシーンはありますか?
小野 ユルがカタカナ英語がまったくわからないというシーンがあって。現代人には当たり前のことがわからない、そういうユルの感覚のずれみたいなところは、個人的には楽しんでもらいたいポイントの一つです。
■今後の展開と注目ポイントは? 「毎週のように話題になりそう」なツガイキャストも

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――3話以降に向けて「とりあえず現時点ではここを押さえておけ」というポイントをあげるとしたらどこでしょう?
中村 1、2話では、「何が起きてるの?」とか「どうしてこうなっているの?」とか、視聴者の方もユルと同じ心情だったと思います。実は作品の世界観が現代だったとか、そういうところ含めて、全てが駆け抜けていきましたから。
今はそういう状態でも、いろんなところに伏線が張られているので、現段階から各キャラクターの行動、一挙手一投足を見逃さないようにしてもらうと、今後の展開をより楽しめる気がします。「あの時のあの人の行動には、実は意味があった」というように、後から回収されることもあるので。
――3話以降の注目ポイントはいかがでしょう?
小野 1話と2話で一気に謎が出てきて、皆さん混乱しているかと思いますが、ここから少しずつ「なんでそういうことになっているのか」ということがわかってくるので楽しみにしていただきたいです。
ユルとしては、何も分からないところから始まって、2話の段階でも何も飲み込めていませんでした。3話以降は自分が置かれている状況や、「実はこうだった」みたいなことが少しずつ明かされていくので、それをどう自分の中で消化していくのか。そういったところは、ユルにとっても大事なポイントになっていくので、そのあたりも注目していただきたいです。

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――3話以降、どんなツガイが出てくるのかも楽しみです。
小野 個性的なツガイがたくさん出てきます。あと、今後出てくるツガイのほとんどを村瀬(歩)くんが演じているので、そこはこれから毎週のように話題になりそうなポイントです。
中村 ツガイの8割は村瀬くんがやってます(笑)
小野 これでもかというぐらいやってますね(笑)。

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小野 あとは、デラとハナの掛け合いも面白いので、そこも楽しんでほしいです。
中村 がんばってます(笑)
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