2026年7月4日(土)19:00
「攻殻機動隊」新作TVアニメは“ミリしら”の人にこそお勧め 「原作コミックへの原点回帰」を読み解く

7月7日午後11時から放送スタート
(C) 2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE
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2026年夏アニメの注目作のひとつであるテレビアニメ「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」が、いよいよ7月7日からスタートします。
劇場アニメ「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(1995年/監督:押井守)の公開から約31年。アニメ「攻殻機動隊」シリーズは、さまざまな作品がつくられてきました。
歴史のあるシリーズの場合、これまで触れたことがない方のなかには「今まで見たことがないし、今回も見なくていいかな」と思う方もいるのではないかと思います。「これまでのシリーズを知らないと楽しめなさそう」「なんとなく『攻殻』は難しそう」なんて感じている方もいるかもしれません。
そんな「『攻殻』ミリしら」(※「ミリしら」は「1ミリも知らない」を略したネットスラング)の方にこそ、今回の「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」は強くお勧めできます。本記事では、その理由と、本作を入り口に「攻殻機動隊」の世界に触れるための“5つの「攻殻」”をご紹介します。
【原作漫画に寄せたビジュアルで新たにアニメ化】
今回の新作テレビアニメ「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」は、これまで「攻殻機動隊」のアニメシリーズを手がけてきたProduction I.Gではなく、アニメ「ダンダダン」などで知られるサイエンスSARUがアニメーション制作を手がけています。監督は「ダンダダン」副監督のモコちゃん氏、シリーズ構成・脚本はSF作家の円城塔氏、キャラクターデザイン・総作画監督は「スプリガン」の半田修平氏とスタッフも一新されました。
「原作コミックへの原点回帰」をうたう本作の大きな特徴は、キャラクターの造形が士郎正宗氏による原作漫画に寄せられていることです。キービジュアルに描かれた主要人物たちは皆ややコミカルな出で立ちで、PVでは、これまでのアニメシリーズでは見ることのなかった、かなりくだけた表情も確認することができます。
押井守監督の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を原点とする、これまでのアニメシリーズは、原作漫画にあったギャグ要素がほぼ封印され、ハードボイルド調のシリアスな物語が根底にありました。もともと原作漫画の「攻殻機動隊」は、物語のノリ自体も、ときにギャグが交えられるなど硬軟とりまぜられていて、今回の「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」は、ビジュアル面とあわせて、作品全体のトーンも原作漫画の要素が取り入れられているようです。
ちなみに、過去に原作漫画を踏襲したキャラクターを採用したアニメーションが制作されたことがあります。1997年にプレイステーションで発売されたゲーム「攻殻機動隊」のアニメムービー(ムービー監督:北久保弘之)がそれで、原作ファンの間ではこのテイストでアニメ化してもいいのではという声もあがっていました。
これまで「攻殻機動隊」に触れてこなかった方にとって、7月7日からスタートする「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」は、通常のコミック原作のアニメ化と同じように「原作漫画をもとにした初めてのアニメ化」として触れることが可能です。原作漫画も、これまでのアニメシリーズもまったく知らない“ミリしら”のフラットな状態で楽しむことができるのです。
【5つの「攻殻機動隊」】
「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」を見て面白いと思った方には、本作を入り口にぜひ他の「攻殻機動隊」シリーズにも触れていただきたいです。ざっくり5つの路線があります。
第1の「攻殻」 士郎正宗氏の原作漫画(無印、1.5、2)
第2の「攻殻」 押井守監督「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」「イノセンス」
第3の「攻殻」 神山健治監督「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズ(派生として3DCG「攻殻機動隊 SAC_2045」シリーズ/荒牧伸志監督と共同)
第4の「攻殻」 黄瀬和哉総監督「攻殻機動隊ARISE」シリーズ(「攻殻機動隊 新劇場版」含む)
第5の「攻殻」 「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」※今回の新作テレビアニメ
筆者が「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」の次に見る1作としてまずお勧めしたいのは、押井守監督の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」。1本の映画として独立して見られる手軽さがあり、原作漫画の1エピソードである「人形使い」をめぐる物語は、今回の「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」でも描かれるため、両作の違いも楽しめると思います。
同じぐらいお勧めしたいのが、神山健治監督が手がけた「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」。全26話とやや長いシリーズですが、各話は独立したエピソードとして完結していて、シリーズ全体を通して大きな物語が描かれる連作短編のようなスタイルです。物語の魅力が非常に大きく、海外ドラマのようにグイグイ先が見たくなる面白さがあります。
アニメハック編集部コラム
[筆者紹介]
アニメハック編集部(アニメハックヘンシュウブ) 映画.comが運営する、アニメ総合情報サイト。
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Wired bodies. Networked ghosts.配線された身体。ネットワーク化された魂。西暦2029年。企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなる程情...
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