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特集・コラム 2026年3月13日(金)18:00

【この2.5次元がすごい】青春特有の心情に丁寧にフォーカスを当てる「ミュージカル『スキップとローファー』」

石川県の小さな町から東京の高校に首席で入学した岩倉美津未と、クラスメイトたちの高校生活を描いているスクールライフコメディ「スキップとローファー」。高松美咲氏の人気漫画を原作とした「ミュージカル『スキップとローファー』」が現在上演中です。青春ならではの繊細な心の揺れを丁寧に描いた本作は、アニメ化でも大きな反響を呼び、第2期の制作決定が発表されるなど、幅広い世代から支持を集めています。ミュージカルとしてどう表現されているのか、さっそく劇場に向かいました。

学生時代を思い出す丁寧な心情描写に大人も涙

(C) 高松美咲・講談社/ミュージカル『スキップとローファー』製作委員会

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岩倉美津未を演じるのは清水美依紗さん、そしてイケメンで優しいクラスメイトの志摩聡介を演じるのは吉高志音さんです。このふたりをW主演に物語は入学式へ向かう場面からはじまりました。自分の入学式を振り返ると、自宅から少し遠い高校を選んだ私は新しい場所でうまくやろうと張り切っていたような気がします。その思い出が美津未ちゃんに重なり、一気に物語へ没入していきました。

(C) 高松美咲・講談社/ミュージカル『スキップとローファー』製作委員会

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原作の大きな特徴は、クラスメイト達との人間関係と心の成長です。例えば、美津未が恋に気がつき始めるシーンや、林 鼓子さん演じる江頭ミカが田中梨瑚さん演じるクラスの美少女・村重結月に複雑な感情を抱くシーン。私が通っていたのは女子校だったので普段は男子の目を気にすることはありませんでしたが、一軍女子への憧れや勝手につくってしまう距離感など、忘れていた気持ちが次々に浮かんできます。そのリアルで繊細な心の動きを、清水さんをはじめとしたキャスト陣が生き生きと演じていました。

また、大人にとってはっとさせられる台詞が多いのも「スキップとローファー」ならでは。「私がムカつく奴の名前をふたつ覚えてる間に、岩倉さんは親切にしてくれた人の名前をひとつ覚えるんだろう」というミカの台詞は、劇中で披露されたナンバーの歌詞にもなっていました。誰もがどこかにもっている、自分の中の少し嫌な部分。そんな自分の心にも自然と向き合わされるようでした。

初主演とは思えないのびのびとしたパフォーマンスに注目

(C) 高松美咲・講談社/ミュージカル『スキップとローファー』製作委員会

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今作が初主演となる清水さん、吉高さんですが、それを感じさせないパフォーマンスにも注目です。美津未の天然でありながらもまっすぐな思いを、清水さんは力強い歌声で表現。志摩くんの柔らかさと少し影のある寂しさを吉高さんは繊細に歌い上げます。ほかにも、カラオケに行く場面や文化祭のシーンでは青春を詰め込んだような明るい楽曲が、作品を盛り上げたりとミュージカルとして音楽をしっかり楽しめる舞台だと感じました。

(C) 高松美咲・講談社/ミュージカル『スキップとローファー』製作委員会

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何気ない日常こそ大切にしたいと思わせてくれる「ミュージカル『スキップとローファー』」。青春を現役で満喫している若者だけでなく、大人の背中もそっと押してくれるような作品です。「ミュージカル『スキップとローファー』」は東京公演を3月15日までシアターHで上演したのち、3月20〜22日に梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて大阪公演が予定されています。

西岡 舞子

大好きなあの人に奥行きが♡この2.5次元がすごい

[筆者紹介]
西岡 舞子(ニシオカ マイコ)
オーストラリアのGriffithUniversityでジャーナリズムと犯罪心理学を学び、卒業後は出版やエンタメに携わる。舞台も音楽も仕事のあとの一杯もやっぱり生が好き! いい舞台は何度もみたいし、記念に公演グッズも買っちゃう派です。好きな動物は猫とペンギンで好きな大福はいちご大福。

イベント情報・チケット情報

ミュージカル『スキップとローファー』【東京・14回目】 0
開催日
2026年3月15日(日)
時間
12:00開始
場所
シアターH(東京都)
出演
清水美依紗, 吉高志音, 林鼓子, …

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