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特集・コラム 2026年7月31日(金)19:30

【この2.5次元がすごい】過激な世界がギュッと濃縮 舞台「『チェンソーマン』ザ・ステージ レゼ篇」はすべてが見どころ

(C)藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇 製作委員会

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日本だけでなく、世界中で人気を集めている藤本タツキ氏による「チェンソーマン」。アニメ「チェンソーマン 刺客篇」の制作も発表されている話題作の舞台が、「『チェンソーマン』ザ・ステージ レゼ篇」です。「レゼ篇」といえば、昨年劇場版アニメも公開された人気エピソード。切ない青春と激しいバトルが特徴の物語を、舞台ではどう表現するのでしょうか。期待を胸に天王洲・銀河劇場へ向かいました。

デンジとレゼが描くかりそめの青春

土屋直武さんが演じるデンジと、相馬結衣さんが演じるレゼが出会うことから物語は動き出します。ここは公衆電話ボックスでの印象なシーンで、雨の音も相まってデンジの淡い胸の高鳴りにこちらまで照れくさくなりました。過酷な幼少期の体験をもち、現在は公安のデビルハンターとして悪魔や魔人と戦うデンジ。本来であれば経験していたであろう青春をレゼとの交流で追いかけていくデンジの姿は微笑ましく、土屋さんが思春期の少年らしい感情をうまく表現していました。

学校に通ったことがないデンジのために、レゼは夜の教室やプールに連れ出します。デンジを振り回す様子がなんともキュートで、原作を知っているとこの甘酸っぱい時間が続かないことがわかってしまうため、ふたりの笑顔にかえって切ない気分にさせられました。

また、中央が回転するステージや高さのあるセット、スクリーンを使っての映像演出など、舞台の転換や演出も面白く、奥行きのある立体的な風景をつくり出しています。本作はさまざまな演出と、キャストの表現力のどちらも楽しめる作品でもありました。デンジとレゼ、そして梅津瑞樹さんが演じる早川アキとゆうたろうさんが演じる天使の悪魔とそれぞれのキャラクターが向き合う場面では、微妙な距離感やもどかしい感情が伝わります。力強い演出と繊細な心のお芝居のどちらも楽しむことができました。

見逃せない大迫力のバトルシーン

そして、なんといってもバトルシーンです。チェンソーマンとレゼの正体であるボムの悪魔の戦いは過激で残酷で、ステージをぐるぐると活用したバトルは、息つく暇もなく瞬きすら惜しいほど。映像や照明などの舞台技術を使った演出もありますが、それ以上にキャストたちの力強いアクションが圧巻でした。スピード感があるチェンソーマンの世界観が再現されていることに、改めて舞台の表現に限界はないと感じます。

切なく美しいラストシーンまで、全てが見どころと言える舞台「チェンソーマン ザ・ステージ レゼ篇」。天王洲・銀河劇場では8月2日まで、その後は京都劇場にて8月7〜12日に上演予定です。

西岡 舞子

大好きなあの人に奥行きが♡この2.5次元がすごい

[筆者紹介]
西岡 舞子(ニシオカ マイコ)
オーストラリアのGriffithUniversityでジャーナリズムと犯罪心理学を学び、卒業後は出版やエンタメに携わる。舞台も音楽も仕事のあとの一杯もやっぱり生が好き! いい舞台は何度もみたいし、記念に公演グッズも買っちゃう派です。好きな動物は猫とペンギンで好きな大福はいちご大福。

イベント情報・チケット情報

「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇【東京・13回目】 0
開催日
2026年8月2日(日)
時間
12:30開始
場所
天王洲 銀河劇場(東京都)
出演
土屋直武, 相馬結衣, 梅津瑞樹, …

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