2025年10月22日(水)19:00
第38回東京国際映画祭(TIFF2025) アニメーション部門の作品紹介

(C) 2025 SPECIAL TOUCH STUDIOS - CREATIVE TOUCH STUDIOS - PAUL THILTGES DISTRIBUTIONS - YZANAKIO - NEED PRODUCTIONS – LUNANIME
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10月27日~11月5日に開催される第38回東京国際映画祭のアニメーション部門では、国内作品が6、海外作品が5、回顧上映として「桃太郎 海の神兵」デジタル修復版の計12作がラインナップされている。
東京国際映画祭のYouTubeチャンネルでは、アニメーション部門のプログラミング・アドバイザーである藤津亮太氏(アニメ評論家)による見どころ解説動画が配信中(動画の35分頃まで)。動画とあわせて、以下の作品紹介を参照していただきたい。
■国内作品
「無名の人生」

(C) 鈴木竜也
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鈴木竜也監督が個人制作で1年半かけて完成させた長編アニメーション。「誰からも本当の名前を呼ばれることのなかった男」の波乱万丈な100年の生涯を、それぞれ主人公の「別名」を冠した10章で描く。2025年5月に劇場公開。
「ChaO」
STUDIO4°Cが、アンデルセンのおとぎ話「人魚姫」をベースに手がけたオリジナル作品。2025年アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門で、準グランプリに相当する審査員賞を受賞した。2025年8月に劇場公開。
「ホウセンカ」
「オッドタクシー」を手がけた木下麦(監督・キャラクターデザイン)と此元和津也(原作・脚本)が再タッグを組み、“大逆転”に人生を懸けた無期懲役囚の老人による愛の物語を描く。2025年10月10日に劇場公開。
「トリツカレ男」
いしいしんじ氏の同名小説を原作にしたミュージカル仕立てのラブストーリー。夢中になると他のことが目に入らなくなることから“トリツカレ男”と呼ばれるジュゼッペが、一目ぼれしたペチカのために、これまでとりつかれてきたことで極めた技の数々を駆使して彼女の心配事を解決していく。2025年11月17日に劇場公開。
「迷宮のしおり」(アジアン・プレミア)
「マクロス」「アクエリオン」シリーズで知られる河森正治監督によるオリジナル長編。スマホの中に閉じ込められた女子高生が繰り広げる脱出劇が、歌を交えて描かれる。2026年1月1日に劇場公開。
「天使のたまご」4Kリマスター(ジャパン・プレミア)

(C) 押井守・天野喜孝・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ/(C) YOSHITAKA AMANO (C) 押井守・天野喜孝・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ
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押井守が原案・脚本・監督、天野喜孝がアートディレクターを務めた1985年発売のOVA。公開40周年を迎えた2025年に押井監督の監修のもと4Kリマスター化され、第78回カンヌ国際映画祭のカンヌクラシック部門で上映された。
■海外作品
「エッジ・オブ・タイム」(インターナショナル・プレミア)

(C) 2025 SHANGHAI FILM STUDIO CO., LTD AND SHANGHAI CHIRYING CULTURE COMMUNICATION CO., LTD AND SHANGHAI TENCENT PENGUIN PICTURES CULTURE COMMUNICATION CO., LTD ALL RIGHTS RESERVED
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時空を超えるエネルギー“太素”をモチーフにした中国製作のオムニバス。日本から「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎監督、「九十九」(「SHORT PEACE」内の1作)の森田修平監督、中国からリー・ウェイ監督とウェン・ミン監督が参加する。
「デコラド」(アジアン・プレミア)

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「ユニコーン・ウォーズ」で知られるアルベルト・バスケスの最新作。世界が偽物であるという感覚にとりつかれて精神的危機に瀕している中年ネズミのアーノルドは、世界の真実に迫ることができるのか。
「アラーの神にもいわれはない」(ジャパン・プレミア)

(C) 2025 SPECIAL TOUCH STUDIOS - CREATIVE TOUCH STUDIOS - PAUL THILTGES DISTRIBUTIONS - YZANAKIO - NEED PRODUCTIONS – LUNANIME
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西アフリカの国々の内戦と少年兵の実態を描いた小説が原作。叔母を探す旅に出たコートジボワールの少年は、リベリアで少年兵として戦うことになる。フランス製作。
「私はフランケルダ」(ジャパン・プレミア)

Derechos Reservados (C) Espacio Creativo Fantasma S.A de C.V. 2025
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メキシコ初のストップモーションによる長編アニメーション。作家のフランケルダは、無意識の世界へと旅立ち、王子とともに現実と虚構のバランスを取り戻そうとする。
「Little Amélie or the Character of Rain(英題)」

(C) 2025 Maybe Movies, Ikki Films, 2 Minutes, France 3 Cinéma, Puffin Pictures, 22D Music
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ベルギー出身の作家、アメリー・ノートンの体験記をもとにアニメーション化。日本で生まれた少女アメリは友人のニシオさんのおかげで冒険と発見の生活を楽しむが、3歳の誕生日に、とある事件が起きる。1960年代頃の神戸が舞台として登場する。
■回顧上映
「桃太郎 海の神兵」デジタル修復版

(C) 1945/2016 松竹株式会社
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1945年に公開された日本初の長編アニメーション作品。戦後80年レトロスペクティブとして上映される。
第38回東京国際映画祭(TIFF2025)公式アニメ特集
[筆者紹介]
アニメハック編集部(アニメハックヘンシュウブ) 映画.comが運営する、アニメ総合情報サイト。
イベント情報・チケット情報
- 第38回東京国際映画祭(TIFF)
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- 開催日
- 2025年10月27日(月)
- 場所
- 東京都
フォトギャラリー
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無名の人生 [Blu-ray]
2025年12月10日¥6,050 ¥4,684
-
無名の人生 (文春新書 982)
2014年08月20日¥935
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無名の人生 [DVD]
2025年12月10日¥4,950 ¥3,964
-
無名 (幻冬舎文庫 さ 18-1)
2006年08月01日¥693
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