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ニュース 2015年10月12日(月)12:00

【世界のアニメファン】中国のアニオタ女子に会ってきた! (2)

■日本の劇場版アニメは映画館で見たい!でも見られない…

「留学中に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を映画館で見て感激しました」というYさん。2012年から政治的な理由で日本の新作映画は公開されておらず、以前も日本映画の劇場公開は年間2、3本でした。しかし、今年5月に3年ぶりとなる日本映画「STAND BY ME ドラえもん」が劇場公開され、中国でも大ヒットしました。

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■気になる中国産アニメ「雛蜂 BEE」

アニオタ歴20年以上を誇るYさんは「日本のアニメに比べたら、中国のアニメはまだまだ赤ちゃんのようなもの」と表現しますが、中国も国産アニメに力を入れてきています。今年8月、中国産アニメ「雛蜂 BEE」の日本語版がYouTubeで配信されました。中国の人気webコミックが原作で、日本語版ではヒロイン瑠璃役の花澤香菜をはじめ人気声優陣が参加。日本からは辛口コメントが目立ったようですが、日本のアニメで育ったクリエイターたちが作る、中国産アニメのこれからが楽しみです。

■同人誌やコスプレイベントが大盛況

成都では、今年で第4回を迎えるアニメ、ゲーム関連のイベント「Chengdu ACG Fair」通称CAFが9月19日から3日間開催されました。新製品の見本市をメインに、コスプレ大会やライブ、痛車の展示などがあり、関連企業や中国各地から集まったアニメファン数万人が参加した模様。バンダイやプレイステーションも協賛しています。コスプレイヤーたちは「ポケモン」「刀剣乱舞」など日本のキャラをはじめ、中国の人気ゲーム「剣侠情縁」など思い思いのスタイルで参加。ちなみに成都は美女の産地とも言われるだけに、街で見かける女の子たちはみんなスタイルが良く、すっぴんでもかわいく平均レベルが高い! 男性はおっとりと優しそうなメガネ男子が多い印象です。コミケのような同人誌のイベント「Comiday」も毎年開催され、日本のサークルの参加もあるようです。

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■日本のファッションやコスメ、食べ物も人気

若い女性の間では、日本料理店に行くのが人気で、ファッションでも女子高生のセーラー服にあこがれ、日本に行くチャンスがあれば、日本産コスメを大量購入するのだそう。「今度日本に行ったら、『孤独のグルメ』に出ていた池袋の四川料理のお店に行ってみたいんです。私にとっては辛くないと思いますけど(笑)」と話すYさん。そう、四川料理は辛くておいしいことで有名です。今回記者のリクエストで、若い子が良く行く地元のお店に連れて行ってもらい、お任せでオーダーを頼んだら、うさぎの頭のスパイス煮、うさぎの内臓と鴨の舌の唐辛子炒めという日本ではお目にかかれない激辛珍味がずらり。ええ、注文はうさぎでした!!

■日本のアニメのここが好き

「監督の信念や世界観がよく表現されている物語が好き」(Yさん)、「設定が面白くて、青春を描いているところ。京都アニメーションの作品に注目してます」(Sさん)。最近の日本の大人向けアニメについてはちょっと病的な話だったり、エロ描写が気になるそうで「アニメは人々に熱い気持ち、希望を与えるものであってほしいです!」と最後に熱いメッセージで締めてくれました。

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