2017年3月17日（金）20:30

2017年11月26日をもって卒業する「every❤ing!」デビューから現在、そして卒業コンサートに向けて――

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木戸衣吹と山崎エリイの声優ユニット「every❤ing!」。ファンの応援とともに順調にアーティスト活動を歩んできた彼女たちが、20歳という節目を迎え、ユニットを卒業することとなった。2014年にユニット結成を発表、15年にはメジャー1stシングル「カラフルストーリー」を、そして17年には1stアルバム「Colorful Shining Dream First Date❤」を発売と、3年間で様々な経験を経た2人。今回はそんな彼女たちにこれまでを振り返ってもらいながら、11月26日に控える卒業コンサートへの想いを聞いた。

――今回は3年弱に渡って展開されてきたevery❤ing!の活動を中心に、あらためてお話をうかがえればと思います。振り返ってみてevery❤ing!が結成された時はどういった心境でしたか？

山崎　結成について皆さんへご報告したのは「Anisong Ichiban!!」（Super Anisong Ichiban!!!! presented by HoriPro in 赤坂BLITZ）という、ホリプロ声優が集うライブイベントでしたが、実際に自分たちがユニットを結成することを聞かされたのは、そのもう少し前でした。ダンスレッスンが終わった後に、「ちょっと2人来て」とホリプロの会社の方から呼ばれたんです。「なにか悪いことしたかな」と、もやもやした気持ちで行ったら「2人でユニット組むよ」と言われて、もうびっくりしすぎて……。当時はお仕事を全然してなくて、レッスンばかりやっていたので、実感が全く沸きませんでした。

木戸　自分もユニット結成と聞いて不安だったのですが……相手が同期で同い年のエリイちゃんだったので、楽しみという気持ちのほうが勝っていたと思います。ワクワクもしていました。

――おふたりは同じスカウトキャラバン（第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン）でファイナリストに選出されていますが、その頃にお互い印象に残っていることはありますか？

木戸　スカウトキャラバンの決選会場が品川ステラボールで、リハーサルをしに会場へ行く時、品川駅のエスカレーターに乗っていたら、エリイちゃんが前にいたんです。そうしたら、突然エリイちゃんのキャリーバックがころころと落ちてしまって、エリイちゃんも転んじゃったんですよ。

山崎　（笑）。

木戸　「痛い、痛い」って泣いていて、その時に初めて話しかけました。「大丈夫ですか」って（笑）。その世間擦れしてない感じのシチュエーションもあって「なんだろう、この“The・お嬢様”みたいな子は」と思いました。髪が長くてフリフリの服を着ていて、こんな絵に描いたような「女の子」がいるんだなとびっくりしました。