冨田勲の初期作品集「MISSING LINK of TOMITA」5月23日発売

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2016年に他界した作曲家・冨田勲さんのシンセサイザーによる音源を集めたアルバム「MISSING LINK of TOMITA　冨田勲 日本コロムビア初期作品集 1953～1974」が、5月23日に発売されることがわかった。

シンセサイザーによるアルバム「月の光」で、日本人で初めてグラミー賞にノミネートされた世界的なシンセサイザーアーティストの冨田さんは、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「どろろ」といった手塚治虫さん原作のテレビアニメに作曲家として多数参加したほか、NKHの大河ドラマ、山田洋次監督の映画など、さまざまな作品の音楽を手がけた。近年では、ボーカロイド「初音ミク」とコラボレーションした「イーハトーヴ交響曲」「ドクター･コッペリウス」などの作品も発表した。

「MISSING LINK of TOMITA　冨田勲 日本コロムビア初期作品集 1953～1974」では、冨田さんが日本コロムビアの専属作曲家としてキャリアをスタートし、シンセサイザーアーティストとしての名声を得るまでの、約20年間に発表された作品を集めた。童謡や創作ダンス音楽、モーグ・シンセサイザーを使って制作した最初期の作品「愛《コムポジション―習作》」など全21曲が収録され、価格は3000円（税抜き）。あわせて、冨田さんの晩年の作品でアートワークを多数手がけた、宇川直宏によるジャケット写真も公開されている。