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特集・コラム 2023年6月24日(土)19:00

「ワンフェス2023[夏]」当日版権申請ディーラー数&静岡ホビーショーの美少女プラモデルまとめ

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世界最大級の造形イベント「ワンダーフェスティバル」まで1カ月ちょっと。さまざまな情報が発表されているので、そのあたりをまとめてみましょう。
 まず、今回のディーラー数は約2000とのこと。これはコロナ前の数字と同等で、幕張メッセの会場をほぼフルに使った上限と思われる数字です。コロナ後の開催ではソーシャルディスタンスを確保するために通路などを広くとっていたので、その分ディーラー数は減っていたのですが、これが元に戻ったというわけです。
 続いて「ワンフェス」公式ページからチェックした、当日版権申請数。前回に続いて「Fate」シリーズが最多で102ディーラー(前回105)、続いて「ウマ娘」の95(前回100)と順位も数字もそんなに変わっていません。ただ、その次に多かったのが「ブルーアーカイブ」で96。前回が32ディーラーなので、一挙に3倍のディーラー数になり、トップグループに加わっています。最近の「ブルアカ」フィギュア人気の上昇は明らかだったのですが、ここまで多くなっているとは正直予想以上でした。
 その他の主なタイトルは「ウルトラ」シリーズ78(前回71)、「ゴジラ」54(前回35)、「アズールレーン」46(前回30)、「アリス・ギア・アイギス」44(前回40)、「艦隊これくしょん -艦これ-」39(前回44)、「アイマス」シリーズ32(前回34)。「ゴジラ」と「アズレン」が増えているのは目に付きますが、傾向としては大きな変動はありません。
なお、参考までに「ホロライブ」関係は44ディーラーある模様(おそらく共通で入っている「Ch.」をキーワードに検索した結果)。前回のディーラー数はチェックしてなかったので増減に関しては分かりませんが。なお、「にじさんじ」関係は絞り込めるキーワードが見つからなかったので不明。
 当日版権的にもうひとつ注目なのが、コロナ以降は当日版権の許諾がおりなくなっていた「ガールズ&パンツァー」の復帰。コロナ前は60程度のディーラーが申請して、申請個数では二番手三番手を常にキープしていたものです。久々の復帰となった今回はディーラー数としては27でした。
 以上の数字は独自に集計したもので公式のものではなく、さらに6月15日時点のものなので、数え間違いや数字の変動があるかもしれないので、そのあたりはご了承を。
 申請ディーラー数ではなく、最終的な許諾申請個数に関しては、ホビーマニアックスの記事「【ワンダーフェスティバル2023冬】各種データで見る当日版権状況 」(https://hobby-maniax.com/archives/100694)で前回のものをまとめているので、参考にしてください。

今回はもう1ネタ。5月に開催された「静岡ホビーショー」についても美少女フィギュア系プラモデル中心にまとめておきます。
 美少女系のプラモデルは各社から発売されていますが、すっかり定着したなぁというのがざっくりとした今回の感想。各社、それぞれのシリーズを順当に拡張・発展させているなぁと。

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メカ&武装、ファンタジー、女子校生などさまざまなバリエーションで数多くのシリーズを展開しているコトブキヤ。先日、自社IP美少女プラモデル世界累計出荷数600万個突破したというリリースをだすくらいの大人気となっていますが、今回も各シリーズで多数の新作を展示していました。ファンタジーの「アルカナディア」ではケンタウロス型というボリュームたっぷりで意表を突いたものも。

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新シリーズでは強化外骨格をモチーフにした「ティタノマキア」も発表。女性型もいくつか展示されていました。

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アオシマの「マクロス」のヒロイン+メカのシリーズ「V.F.G.」も続々と登場。モンスターが変形合体するものはインパクトがありました。

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BANDAI SPIRITSからのアニメの女性キャラのプラモデル化はすっかり定番に。新作アニメの「SYNDUALITY」はメカに加えて「ノワール」も発表されています。

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また、大人気の30MMシリーズでも新作がいろいろと。そんな中でも特に注目したいのは「アイドルマスター シャイニーカラーズ」。パーツの組み合わせも使いつつアイドルをプラモデルするというもので、複雑なアイドル衣装を細かく再現しているのは驚き。さらに、アイドル全員を展開する予定というのにもその本気度がうかがえます。「アイドルマスター」関係は可動フィギュアのS.H.Figuartsや、バンプレストブランドのプライズフィギュアでも展開が続いており、連続アニメ化も併せて、バンダイとしてかなり力をいれているという印象をもちました。

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マックスファクトリーも可動美少女プラモデルでは「超音戦士ボーグマン」アニスを発表。オリジナルシリーズの新作も展示されていました。

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マックスファクトリーの固定ポーズの美少女フィギュアでは、既発表の綾波レイに加えて、「うる星やつら」ラムを会場で初発表! 原型は智恵理氏で、流石の造形ライン。個人的には今回のホビーショーで一番の注目作です。プラグスーツ等と異なり、どこにも継ぎ目がない素肌をどのようにプラモデルとして分割するのか、興味が尽きません。

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番外的にちょっと面白かったのが、35周年で映画館での上映があるなど盛り上がっている「トップをねらえ!」がマックスファクトリーと海洋堂から発表されていたこと。いずれもガンバスターとノリコ&カズミの組み合わせで展示(ガンバスターだけならアオシマからも)。
 美少女プラモデルはクオリティもジャンルの幅もまだまだ進化中。これからも要注目ジャンルなのです。

島谷 光弘

ホビー&フィギュア トレンド

[筆者紹介]
島谷 光弘(シマタニ ミツヒロ)
フィギュア専門誌「フィギュアマニアックス」を企画・編集し、2000年頃からフィギュアが質、量、人気ともに拡大する10年以上の時期をメディア側で見続ける。現在はフリーでウェブ「ホビーマニアックス」の運営や、ホビー系のウェブやメディアで執筆中。

イベント情報・チケット情報

ワンダーフェスティバル2023[夏] 0
開催日
2023年7月30日(日)
時間
10:00開始
場所
幕張メッセ 国際展示場 展示ホール1~8(千葉県)

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