2015年1月14日(水)13:07
「デュラララ!!×2」特集!竜ヶ峰帝人役・豊永利行インタビュー (2)
「デュラララ!!×2承」場面カット
(C)2014 成田良悟/KADOKAWA アスキー・メディアワークス 刊/池袋ダラーズ
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――「デュラララ!!×2」は、「承」「転」「結」と、分割3クールに渡る長丁場となる予定の作品です。「このように演じていきたい」といった計画はありますか?
豊永:僕はあまりカッチリと計画を練って演技をするタイプではないので、ほかの方のお芝居や、空気感を大切にして演じていきたいと思っています。ただ、帝人くんが高校2年生に成長して、後輩も登場します。なので、彼の成長と僕自身の成長とがうまく融合していければ、とは考えています。
「デュラララ!!」はめまぐるしくストーリーが展開する作品なので、それに振り回されつつも、帝人くん本人の考え方や内に秘めているものが拓かれていくときに、僕が30年間生きてきた経験の中から、何かを出せればいいなと思っているんです。
――第1期から4年ぶりの収録現場の雰囲気はいかがですか?
豊永:第1期からのメンバーはなにも変わっておらず、同窓会のような感じです。この数年間で他作品でも共演させていただいた方も多いので、むしろ当時よりもフレンドリーになっているかもしれませんね。
第2期からの新キャラクターについては、(黒沼)青葉くん役の下野(紘)さんや、ろっちー(六条千景)役の小野友樹さんたちが「すげえ緊張した!」って言っていましたね。下野さんがまもちゃん(紀田正臣役の宮野真守)にイジられているのを見ると、「第1期のころの俺ってあんな感じだったのかな」って微笑ましくなります。下野さんは実際は歳上なんですけど、まさに後輩を見ている感覚ですね(笑)。新入生が入ってきたようで、本当に学校みたいだなって。
相変わらずワイワイ騒がしいんですが、本番になるとみんなキリッとする「これぞプロの現場」という空気感が大好きです。
――アフレコ時におもしろかったできごとなどはありますか?
豊永:平和島静雄役の小野大輔さんが、とてもはっちゃけていますね(笑)。まもちゃんや折原臨也役の神谷(浩史)さんは、チャットシーンの会話で、本来の正臣や臨也と違うキャラクターを演じているのがギャップがあっておもしろいです。テストでは、後ろからツッコミが入りまくってとてもうるさいんですよ(笑)。みんながいい演技をしようとする“やってやる感”が強い現場なので、お芝居をしている実感がとても楽しいですね。
神谷さんは「甘楽(臨也のハンドルネーム)って、こんなんだっけ?」って、ずっとおっしゃっていたんですが「たぶん(神谷さんが演じるなら)どんなでも大丈夫です!」と返させていただきました(笑)。
――では、ご自身が演じる帝人というキャラクターの魅力はどこにあると思いますか?
豊永:最近の収録でも、(門田京平役の)中村悠一さんやまもちゃんに「帝人って、作品中で唯一戦えない人間だよね」って言われたんです。身体的な強さを持っているキャラクターが多い中で、帝人は物理的な戦いには向いていないんですよね。にも関わらず、紳士的な態度の中に秘められたものがあって、最終的に敵に回したら一番怖いんじゃないかと思わせられますね。周囲や状況に振り回されているのに、それらも振りきって自分を通すところなど、人間誰しも――特に思春期の子――が抱えている影というか陰陽を体現している人物だと思います。
ともすれば、マイナス方向のイメージを抱く方もいるかもしれませんが、そうした光と影を包み隠さずに持ち合わせる高校生の男の子、というのが帝人くんの魅力ですね。これからも明けっ広げに生きていってもらいたいです(笑)。
――帝人以外で好きなキャラクターはいますか?
豊永:園原(杏里)さんは、帝人の立場から考えると、とても特別な存在です。そこを離れて僕個人ということなら、セルティでしょうか。作品中最も特異な存在であるにもかかわらず、登場キャラクターの誰よりも常識人という、そのギャップが大好きです。携帯端末での受け答えがとてもしっかりしているんですよね。沢城(みゆき)さんが、それをみごとに表現されているので「なんなの、あのヘルメットのかわいい生き物!」って(笑)。第1期から引き続き、セルティの大ファンです。
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池袋の街を巻き込んだ抗争から半年――。街は平穏を取り戻し、変わらぬ日常を過ごしていた。高校生は青春を謳歌し、池袋最凶は仕事に勤しみ、情報屋は新たな画策に心躍らせ、都市伝説・首なしライダーは街を駆...
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