2015年1月14日(水)13:07
「デュラララ!!×2」特集!竜ヶ峰帝人役・豊永利行インタビュー (3)
「デュラララ!!×2承」場面カット
(C)2014 成田良悟/KADOKAWA アスキー・メディアワークス 刊/池袋ダラーズ
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――もしも「デュラララ!!×2」で、アニメオリジナルの展開があったら、どんなストーリーがおもしろいと思いますか?
豊永:園原さんと仲良くなって、恋愛方向に発展していくというストーリーをやってみたいですね。現実になってしまうと、一番心地よい現在の関係性が崩れてしまうので、夢オチでいいんですが…(笑)。夢オチならば、正臣との三角関関係もアリかな。
新羅とセルティのほのぼのエピソードもいいですね。旅行先でのお話しなんかどうでしょう。来良学園のみんなもいつの間にかいたりして。ほかには、臨也と静雄がずっと一緒にいるのもおもしろそう。必ず最後は大事件に発展しそうですが(笑)。池袋ではないどこか別の場所で動いている彼らを見てみたいですね。
――「デュラララ!!」は、池袋という街がひとつのキーワードになっている作品ですが、そこを出るとどうなるのか一度見てみたいですね。ところで、豊永さんには、池袋という街の思い出やお気に入りスポットなどはありますか?
豊永:僕は中学生のころ、バンドでドラムを担当していたこともあって、当時ゲームセンターで稼働していたコナミさんのアーケードゲーム「DrumMania」に、ハマっていました。全国ランキング7位にまで登り詰めたんですよ。
そんななか「池袋のゲーセンに全国ランキング4位がいる」という噂を聞きつけ、「俺より強い奴に会いに行く」というノリで、友だちと一緒に池袋に出向いたんです。でも、その時たまたま4位の方がおらず、その後も週末になったら池袋を訪れてその人を探しながら「DrumMania」をプレイする、ということをしばらく繰り返していました。あるとき、ようやくその方を発見したんですが……あれは阿修羅でした……!! もはや人間業とは言いがたい超絶テクニックで、4位と7位とでこんなにも差があるのかと、愕然としましたね。セルティのような都市伝説上の存在を、ゲーセンで目撃してしまいました。まさにリアル「デュラララ!!」です。あんなバケモノにはかなうわけがない、ということで不戦敗(笑)。
そんな青春の思い出があるので、池袋は僕にとって、とても思い出深い街なんです。今でも、あの4位の方は池袋のゲーセンで「DrumMania」を叩いているのかな、って思いますね。
――もしかすると7位の豊永さん自身も、「ライバルを求めて渡り歩くスゴ腕中学生プレイヤー」として新しい都市伝説になっていたのでは……? では、豊永さんが「デュラララ!!」という作品の魅力についておうかがいして、インタビューの総括にさせていただきたいと思います。
豊永:「デュラララ!!」は、さまざまな歪みやダークな部分も内包していますが、いろいろな愛情の形を具現化した作品だと思います。また、群像劇ということもとても大きな魅力ですね。登場人物のそれぞれが主人公で、この池袋の街に生きている。彼らそれぞれのストーリーが別々に進行しているように見えながらも、やがてそれが1本の線に収束していくというカタルシスがたまりません。
なので、第2期で初めて「デュラララ!!」の世界に触れる視聴者の方には「1話だけを見て見限ってしまうのはもったいないよ」と言わせていただきたいです。最初は、よくわからないことが立て続けに起きますが、「最後に大どんでん返しがあるから、お楽しみに!」と断言できますので、続けてご視聴いただければとても嬉しいです。
――最後に「承」の放送を心待ちにしているファンのみなさんに、ひとことメッセージを。
豊永:新シリーズ「デュラララ!!×2」では、1月からスタートする「承」を皮切りに、1年以上みなさんにお付き合いいただくことになります。その長い期間の中では、現実世界でもいろんな出来事があり、視聴者のみなさんも成長していくと思いますが、本作がその成長要素のひとつになれば、そんなに嬉しいことはありません。「そういえば、あのころ『デュラララ!!』を見ていたな」という、思い出に残る作品作りをしていきたいと思います。ぜひとも「デュラララ!!」の世界にどっぷりハマってください!!
――本日はありがとうございました!!
作品情報
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池袋の街を巻き込んだ抗争から半年――。街は平穏を取り戻し、変わらぬ日常を過ごしていた。高校生は青春を謳歌し、池袋最凶は仕事に勤しみ、情報屋は新たな画策に心躍らせ、都市伝説・首なしライダーは街を駆...
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