「劇場版 響け！ユーフォニアム」ステージで、櫻井孝宏が全編再収録したことを明かす

(C)武田綾乃・宝島社／『響け！』製作委員会

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「氷菓」「たまこまーけっと」などで知られる京都アニメーション制作による人気アニメを映画化した「劇場版 響け！ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～」が、東京ビッグサイトで開催中の「AnimeJapan 2016」で、3月26日に公開直前のスペシャルイベントを開催した。

同作は、宝島社の「第8回日本ラブストーリー大賞」を受賞した武田綾乃氏による小説「響け！ ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」が原作。黄前久美子ら北宇治高校吹奏楽部の面々が、顧問・滝昇の厳しい指導のもとで部活動に励む青春ストーリーを描く。劇場版は、2015年に放送されたテレビシリーズを再編集した内容になる。

イベントはテレビアニメ版でオープニング主題歌「DREAM SOLISTER」を担当したTRUEが登場し、同曲を披露。歌唱後は、司会進行を務める滝昇役の櫻井孝宏をはじめ、黄前久美子役の黒沢ともよ、加藤葉月役の朝井彩加、川島緑輝役の豊田萌絵、高坂麗奈役の安済知佳、田中あすか役の寿美菜子、小笠原晴香役の早見沙織が登壇した。

総集編となる本編ではテレビアニメ版からの流用カットも多いが、櫻井から再度全編再収録したことが明かされた。印象深いシーンを問われた安済は「久美子との登山の場面はテレビアニメ版とは構成が異なり、心の距離感も違っていて不思議な気持ちになりました」と心境を吐露すると、黒沢が「テレビアニメ版では久美子と麗奈は同じ気持ちを持って挑んでいたと思いますが、劇場版だと久美子は受けの姿勢が強めに感じました。ふたりの関係性も変わったのではないでしょうか」と言葉を続けた。それを聞いた櫻井は「テレビアニメ版を見ている方も、気持ちの流れが違って見えて楽しめるのではないか」と見所をプッシュ。上映前ではここでしか見ることができない新規カットを盛り込んだ先出し映像も公開となり、久美子ら吹奏楽部の面々が、イエロー・マジック・オーケストラの代表曲「ライディーン」をマーチングするシーンが映し出された。劇場版では、同楽曲の演奏シーンがフルで収録されているのだという。

最後は、黒沢が「昨年は放送直前ということもあり、原作や出演声優、京アニ作品が好きな方が多かったと思います。けれど、今年はテレビアニメ版を愛してくださる方々が集まり、みんなに囲まれてステージができることが嬉しい。劇場版も絶対に期待を裏切りません」と感謝の想いをメッセージに込めて送った。

「劇場版 響け！ユーフォニアム～北宇治高校吹奏楽部へようこそ～」は4月23日から、東京・新宿ピカデリー、埼玉・MOVIXさいたまほかで全国ロードショー。4月2日からは前売り券第4弾として、作中に登場する楽器・チューバをモチーフにしたマスコットキャラクターのチューバくんをキーホルダーにした「ぷにぷにチューバくん」付きチケットが公開劇場で取り扱いを開始する。