「チア男子!!」のスペシャルイベントで初主演の米内佑希がチアリーディングの技に初挑戦

「チア男子!!」ティザービジュアル

イメージを拡大

戦後最年少の直木賞作家・朝井リョウ氏による小説が原作で、7月にテレビアニメ化が決定している「チア男子!!」のスペシャルイベントが、3月27日に東京ビッグサイトで開催中の「AnimeJapan 2016」で行われた。

同作は、柔道に限界を感じて挫折した坂東晴希が、幼なじみの橋本一馬に誘われ、前代未聞の男子チアリーディングチーム「BREAKERS」を結成。チア経験者の徳川翔ら、それぞれが“壊したい”何かを持つワケアリ男子たちがBREAKERSに集い、新たな挑戦に挑んでいく。テレビアニメ版の監督は「アオハライド」の吉村愛が務め、シリーズ構成は「弱虫ペダル」の吉田玲子、キャラクターデザイン原案は「テガミバチ」の浅田弘幸、キャラクターデザイン・総作画監督は鶴田眸が担当する。アニメーション制作は「夏目友人帳」のブレインズ・ベースが行う。

(C) 朝井リョウ/集英社・チア男子!!製作委員会

イメージを拡大

イベントは、早稲田大学の男子チアリーディングチーム「SHOCKERS（ショッカーズ）」のOBによるパフォーマンスでスタート。晴希役の米内佑希、一馬役の岡本信彦、翔役の小野友樹が登壇したが、アフレコはこれからという事で、追加情報や他のキャストについても気になるところ。その後、シークレットゲストとして原作者の朝井リョウが壇上へ招かれた。朝井は、「大学時代に見たパフォーマンスが忘れられず、これを書かずにいられないほどの衝撃を受けた。生命力が凄くて、どんなメンタルを持っているのか、書くことで自分でも体験できるのではないか」と、男子チアリーディングを題材に選んだ経緯を話した。文章では、チアリーディングの動作はもちろん、特徴的なキャラクターの書き分けも難しいため、今回のアニメ化については見やすくなるだけでなく、作品を理解してもらえる機会も増えるので嬉しかったとのこと。

朝井の退場後は、SHOCKERSのOBが再度登壇し、キャスト陣がチアリーディングに挑んでみることに。協議の結果、本作で初主演を飾る米内が抜擢され、4人で行うパートナースタンツの代表的な技・エレベーターに挑戦した。SHOCKERSのサポートもあり、米内は見事に一発で成功し、「怖いけど、成功すると気持ちいい」と喜びを伝えると、会場から大きな拍手が送られた。

放送に先駆けて、4月5日からは無料漫画アプリ「少年ジャンプ＋」（集英社刊）で、近藤憲一によるコミカライズが決定し、毎週火曜日に更新される。作品の情報は今後、公式サイトやTwitterで公開予定。