2016年4月29日(金)19:00
「らんま1/2」「境界のRINNE」の上映会が開催 山口勝平「留美子先生の作品に成長させてもらっている」
ゴジラのモニュメントでおなじみの東京・TOHOシネマズ 新宿オープン1周年を記念し、4月22日に「るーみっくアニメ上映会」と題して、漫画家・高橋留美子氏原作アニメ「らんま1/2」「境界のRINNE」のセレクション上映会が行われた。
「らんま1/2」は、水をかぶると女の子になってしまう呪いにかかった少年拳士・早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねらの、波乱に満ちた日々をコミカルに描く。テレビアニメ化は、1989年から92年にかけて2シリーズが放送されて好評を博した。同作は声優・山口勝平の初主演作品としても知られる。
「境界のRINNE」は、貧乏な高校生死神・六道りんねとクラスメイトの真宮桜が、学校中から寄せられる霊に関する悩みを解決する物語。桜を慕う十文字翼、りんねの父親で「堕魔死神カンパニー」社長の六道鯖人ら個性的なキャラクターが登場するギャグ満載のコメディ作品になっている。15年にテレビアニメ第1シリーズがNHK Eテレで放送され、この4月からは第2シリーズが放送中。
上映会終了後には、「らんま1/2」で早乙女乱馬役と「境界のRINNE」で六道鯖人役を演じた山口勝平、「境界のRINNE」で十文字翼役を担当した木村良平が登場してトークショーを開催。「らんま1/2」で初主演を務めた山口は「この役に出会っていなかったら、今ここにいない。僕にとっての原点」と当時を振り返り、同じく高橋氏原作のアニメ「犬夜叉」で主人公・犬夜叉役を演じたことに触れ「留美子先生の作品に成長させてもらっている」と感慨深げな面持ちを見せた。
「らんま1/2」と「境界のRINNE」のキャラクターたちを比較するコーナーでは、各作品の主人公、父親、ヒロイン、ライバルを比較。木村が「乱馬とりんね、どちらも女の子に奥手だけど、時代の変化を感じる」と語れば、山口も「作品ごとのカップルなどを見ると、リサーチしてその時々の世相がしっかり反映されていることがわかる」とうなずいていた。
また、木村が「作品の中で自由に生きるキャラクターたちを、留美子先生というお母さんが愛情をもって優しく包み込んでいる」と話せば、山口も「留美子先生は自分の作品を『この子』というほど愛している」と同意し、高橋氏が自身の「るーみっくワールド」に注ぐ愛情の深さを明かした。
最後は、木村が「偉大な道に支えられ、『境界のRINNE』はおもしろい作品に仕上がった。プレッシャーはあるが、すばらしい環境でモノづくりができて嬉しい」、山口が「27年前の4月15日に『らんま1/2』がスタートしたが、近い日にイベントができてよかった。TOHOシネマズさんには、またこのようなイベントを開催してもらいたい」とメッセージを送り、上映会の幕を閉じた。
作品情報
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道場は私が守る! はずが、父に勝手に許婚を決められた少女。だが跡継ぎに指名された少年は池の呪いにより、水をかぶると女に変身してしまう特異体質だった!?
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