2016年5月5日(木)20:00
宮野真守と梶裕貴が語る「亜人」の“リアル” 「亜人 ‐衝突‐」公開記念インタビュー
桜井画門氏の漫画を原作とした劇場アニメ3部作の第2部「亜人 -衝突-」が、5月6日(金)から3週間完全限定で公開される。また、同日発売の原作単行本最新第8巻限定版には、「亜人」のストーリーの原点ともいうべき「中村慎也事件」を収録したDVDが付属。今回は、両作品の公開と発売を記念し、「亜人」本編の主人公・永井圭を演じる宮野真守と、「中村慎也事件」の主人公・中村慎也役の梶裕貴に収録秘話を聞いた。
宮野演じる永井圭は、アニメの主人公らしからぬ冷徹さと計算高さを持ち合わせた強烈なキャラクターで、第1部とテレビシリーズの視聴者に、驚きをもって迎えられた。しかし宮野は、そんな圭に深く共感するのだという。「他の人たちと何も変わらないのに“亜人である”というただ一点において、僕たち亜人は指名手配されます。圭の『なんで僕が』というセリフが、心に刺さってきます。圭はほかに登場する亜人たちと比べると、とても頭がいいところが特徴ですが、価値観や本質的な部分はとても人間らしく、リアルな感情で物事を判断していると思います」
一方、梶が演じる中村慎也について、梶は「慎也は、ある日自分が亜人であるという事実に直面するまでは、本当にごく普通の大学生です。それだけに『もし自分が同じ立場に置かれたら』ということを考え、等身大の人間を演じることを目指しました。異常な状況下での、人として自然なリアクションが重要なポイントだと思っています。リアリティのある恐怖感を感じていただければ嬉しいです」と話す。“リアルな生の感情”こそが「亜人」の世界を表現するポイントであるということは、宮野と梶、両名の共通認識だ。
「亜人 -衝突-」場面カット
(C) 桜井画門・講談社/亜人管理委員会
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また、第2部からは、新キャラクター・中野攻が登場し、圭の相棒的存在として活躍する。宮野は「中野は、圭とは真逆のキャラクターです。まっすぐな中野の明るいオーラに引きずられて、圭の新たな表情が見られるようになりました」と中野の魅力を紹介し、「僕自身も中野を演じる福山さんに、ふたりならではの掛け合いを引き出してもらいました」とニッコリ。
一方、ついにその本性をむき出しにして、人類に反旗を翻す亜人・佐藤は、大ベテラン・大塚芳忠が怪演。大塚との共演について宮野は「『絶対にかなわないな』と思ってしまうような圧倒的存在感を感じました。劇中では佐藤の脅威が人類を絶望の淵へと追いやっていきますが、僕たちキャストも芳忠さんのお芝居に圧倒されるばかり。そのたびに、福山さんや、戸崎優役の櫻井孝宏さん、曽我部役の鈴村健一さんたちと顔を見合わせて『凄いな……』と、ただうなずいていました」と語った。
さらに、劇場版ならではのポイントを問われた宮野は「スピード感が増し、より全体の世界観を魅せる作りに仕上がっています」とし、「劇場版第1部の公開後に、それを補填するようにテレビシリーズが放送され、そして今作はテレビシリーズのさらにその先を描いた内容になっています。『亜人』というプロジェクト全体が、計算して構成されていることに気づいていただけると思います」と太鼓判を押した。
梶が演じた中村慎也
(C) 桜井画門・講談社/亜人管理委員会
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限定版DVD「中村慎也事件」について、梶は「慎也が泣くシーンがいくつかあり、それぞれ涙の種類が違っているので、ぜひ注目してもらいたいですね」とアピール。「『中村慎也事件』は1話完結のストーリーでしたが、いつか圭たちと共演できたら嬉しいです」と今後への期待を話せば、宮野も「中村が本編でも登場したら、打倒佐藤の目的達成のためのコマとして、最大限に利用させてもらいます」と不敵な笑みで応じた。
作品情報
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男の声が画面を通し、不気味に響き渡る。テロリスト・佐藤がその冷酷な素顔をさらけ出した瞬間だった。数日前、佐藤は亜人研究所前で報道陣を相手に、亜人の権利について涙ながらに訴えていた。だが、その会見...
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