2016年5月12日(木)15:00
コムキャスト、ドリームワークス・アニメーションの買収を検討
イメージを拡大
米通信大手コムキャストが、ドリームワークス・アニメーションの買収交渉を行っているとハリウッド・レポーター誌が報じた。
コムキャストは、映画会社ユニバーサル、テレビ局NBC、テレムンド、USAネットワークなどを所有しており、「シュレック」や「カンフー・パンダ」などの人気シリーズを抱えるアニメーション会社を傘下におさめることで、相乗効果が期待できる。また、ドリームワークス・アニメーションは長編映画の不振から、ジェフリー・カッツェンバーグ最高経営責任者は長年売却先を探していたことでも知られている。
これまでにソフトバンクやハズブロ、20世紀フォックスなどと交渉を行ってきたが、いずれも実現に至っていない。しかし、最近のドリームワークスは長編映画依存から脱却し、Netflix向けのテレビアニメ製作やデジタルコンテンツ会社Awesomeness TVの買収、中国企業とのオリエンタル・ドリームワークスの共同設立など多角経営にシフトする一方、昨年はスタッフ500人を解雇するなどスリム化を実現。昨年の経常赤字は5390万ドルで、2014年の3億80万ドルだったころよりも大幅に経営が改善している。そのため、これまでの買収交渉よりも実現の可能性は高そうだ。
関連するイベント情報・チケット情報はありません。