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インタビュー 2016年5月14日(土)20:00

「お茶子を演じたいと強く思いました。」 「僕のヒーローアカデミア」佐倉綾音インタビュー (3)

―― 今回、音響監督は三間(雅文)さんですよね。

佐倉 私、三間さんの現場が大好きなんです。とても勉強になるし、役者としてきちんとスタジオで「息をさせてもらえている」感じがするんです。

―― 息をさせてもらえている、というと?

佐倉 きちんと理屈を説明して「こうだから、キャラクターはこう思っている、だからそれが声に出たときはどうなる」と、理論立てて説明してくださるんです。それと演じる側からも相談しながら演じられるので、納得した上でマイクの前に立てる。三間さんご自身も納得してキューを振るという、理想的な現場なんです。

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―― 三間さんからのお話で印象に残っている言葉はありますか?

佐倉 第1話より前に録ったドラマCDのアフレコの時に「10年続く作品にしたい」とおっしゃっていました。その言葉はすごく大きかったです。

―― それは非常に重たい言葉のようにも思えるのですが。

佐倉 確かに重いのですが、「10年続けると言われたから……」という消極的な気持ちではなく、「10年続けて行きたいですよね!」という自分達自身の意思を持って掲げられたのが、とても気持ちよかったんです。現場を引っ張ってくれる人が、作品に対して前向きな気持ちでいてくれる。私達キャストもこれまでの信頼から、それが嘘でも冗談でもないことが分かっているんです。だからこそ、気合が入りました。

―― その一言だけで、現場の空気も変わったと?
佐倉 はい。「本気でそれをかなえるために、今から走り出すんだ」と最初の収録で思ったのは、他のキャストも同じだったと思います。

―― なるほど。では、そのキャスト陣の雰囲気というのはどのような感じですか?

佐倉 収録の合間は、みんな好き勝手に過ごしていて、教室みたいですね。爆豪君役の岡本(信彦)さんは、マイク前では大暴れキャラですが、席に戻った瞬間、お兄さんらしい振る舞いで癒してくれるような存在です。出久君役の山下(大輝)さんは、フレッシュで優しくて、いつもニコニコしてくれる……それこそ出久のような方です。飯田君役の(石川)界人君はトリッキーで、ある意味現場の空気を作ってくれているし、意外と一番悪ガキだなと思いますね(笑)。楽しいことは界人君の行動から始まることが多い気がします。

―― ちなみに、佐倉さんのお話でなく恐縮ですが、山下さんに掛かるプレッシャーのようなものは感じますか?

佐倉 ああ、感じます。ひしひしと(笑)。とても真面目な方なので、休憩中も台本と向き合って、言いづらいセリフを練習していたりするんです。私は隣で見守っています(笑)。「頑張っているなあ」と思って見ていると、パッと顔を上げて、「何ですか?」と笑ってくれたりするんです。「あ、いい人」と(笑)。出久君とお茶子の関係性を、そのあたりでちょっとシンクロさせてしまったり(笑)

―― 今回は教師役などで、ベテランの方もいらっしゃる現場かと思いますが、そのあたりは?

佐倉 意外と放任主義ですね。私は信頼してくれていると思って前向きに考えているのですが(笑)、相澤先生役の諏訪部(順一)さんやオールマイト役の三宅建太さんも、休憩中にたわいもない会話で話して下さるんです。ただ、アフレコが始まると、それぞれ自分のやるべきことにスイッチを切り替えられる方ばかりなので、先生と生徒というキャラクター上の立ち位置の違いはあれど、ファミリー感が強い現場だと思います。

―― お茶子の活躍を楽しみにしている方もたくさんいると思いますが、今後活躍が期待されるのは何話なのでしょう。

佐倉 この間収録があった7話ですね。屋内での対人戦闘訓練で、出久君とタッグを組んで爆豪君と飯田君に立ち向かうんですが、結構変則的なバトルなんですよ。お茶子も自分の個性を駆使したバトルを展開するので、ちょっとおもしろい感じになっていると思います。あと、単純に私もたくさんしゃべりました(笑)。ぜひご視聴いただけると嬉しいです。

―― 楽しみにしています。では、最後にこのテレビアニメで初めて『僕のヒーローアカデミア』に触れる方々にメッセージをいただけますか?

佐倉 アニメーションはとても丁寧に原作を昇華して進んでいるので、初めてご覧になる方にも「今のところ分からなかったな」ということが、あまりないんじゃないかなと。絶対に感動できる作品に仕上がっているので、ぜひ現代社会に疲れた人達に……(笑)、それからヒーロー好きや王道な作品が好きな方にも、見ていただききたいなと思います。よろしくお願いします!

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僕のヒーローアカデミア

僕のヒーローアカデミア 69

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